精神科医が作り出す「異常性格者」

不可解な凶悪犯罪の驚愕の真相・・・悲しみの連鎖を止めたい

覚せい剤

コンサータは覚せい剤 恐ろしい副作用が起きる

精神科医の大塚明彦氏が「精神病の正体」という本を出版した。「精神科医療に巨石を投ずる」というサブタイトルがつけられたこの本は確かにこれまでの精神科医の考え方とは異なる方向性を示してはいる。

 基本的な考え方は「ほとんどの精神病は同じ素因がもたらすもので現れ方が異なるだけではないか?」「精神病の種とも言える遺伝要因が存在し、それは発達障害の諸症状をもたらす」というものである。

 このブログを読んでいる方お気づきだと思うが精神科医療の世界では新しいこの考え方は私が何年も前に解明している事実でしかない。まるでコピペしたのでは?と思うような似た表現がいくつもある。精神科医もやっとここまで来たか、と思ったのも束の間でこの後がいけなかった。なぜこの遺伝特性が発達障害の傾向を示し、なぜ精神病を引き起こす要因になるのかという科学的根拠を示さないまま「発達障害の治療に効果がある中枢神経刺激薬コンサータを服用することでほとんどの精神病の症状は改善する」という無茶苦茶な結論を導いてしまったのだ。「製薬会社とは関係が無い」とわざわざ注釈はつけているもののとても素直には受け取れない。

 コンサータを服用した妻に何が起きたかお話ししよう。うつ病と診断され睡眠薬や抗不安薬を処方されていた妻はその副作用である眠気、だるさ、やる気・集中力のなさに悩み、私の知らない間に病院を変えコンサータを処方してもらった。効果は顕著に表れ「生まれてこの方こんなに頭がすっきりしたことはない」と喜々とし夜もろくに眠らず仕事をし始めた。発達障害とも共通する症状は劇的に改善したことは間違いない。しかし、ちょっとしたことで激高したかと思えばすぐに悲観的になるというように感情の起伏が激しくなり、首を吊ったり、灯油をかぶったりという自殺未遂を何度も繰り返した。それまで「死にたい」とは言っても行動に移すようなことはなかったのに、である。あまりにも様子がおかしいので薬のせいに違いないと考えやめさせたところ異常行動も極端な不安定さも消えた。「正気じゃなかった」と後になって妻は言った。あの時死んでいても何の不思議もなかった。

 さあ、コンサータは何を起こしたのか?コンサータは覚せい剤そのものである。私が大げさなことを言っているわけではない。成分も効果も覚せい剤と何も変わらないことは少なからぬ精神科医も認め、考え深い精神科医はその使用をためらう代物である。

なぜ覚せい剤が発達障害の治療に使われるようになったのか?それは製薬会社の策略に他ならない。ノルアドレナリンなど興奮性情報伝達物質の分泌を促す覚せい剤が発達障害の諸症状を緩和・改善することに目を付けた製薬会社が、依存症が起きないよう量と間隔を管理すれば「薬」として使うことができると考えたのだ。当初はうつ病の治療にも使われたが依存症が起きやすいなど問題が多く使われなくなった経緯がある。原則として18歳以下の子どもに対してのみ使用が認められてきた。親の管理の下「適切」に使用されれば問題ないということなのだ。

覚せい剤の何がいけないのか?実はほとんどの人は「違法だから」「依存症になるから」という程度しか知らない。依存症にならなければ問題ないんじゃないの?と思う方も少なくないだろう。覚せい剤で逮捕される芸能人も何でもないようだし、「使用時にハイになるだけ」と思っている人が多いから手を出す人が後を絶たないのだろう。精神科医も警察も本当のことを言おうとしないが覚せい剤の恐ろしさは依存症などではない。実は依存症が起きる以前の段階で「薬物性精神病」という、要は「頭がおかしくなる」症状が起きる人が少なくないのだ。幻覚・幻聴・妄想・性格が変わる(悪くなる)攻撃性・自殺といった症状が現れ、血中濃度が下がっても消えない。これらの症状は「統合失調症」と酷似する。覚せい剤は麻薬とともに統合失調症の発症を促進するということなのだ。そのメカニズムは東大大学院医学系研究科によって明らかにされた「沈静性情報伝達物質GABAによるシナプスの過剰な刈込」によって起きる。麻薬など沈静性物質は直接、覚せい剤など興奮性物質は間接的に統合失調症を引き起こす。GABA1GABA2

































逮捕された芸能人におかしな様子が見られないことからもわかるように全員にこの症状が起きるわけではない。この症状は「ストレスに弱い遺伝特性」を持つ人、つまり発達障害の傾向を持つ人に起きやすいのだ。おわかりだろうか?発達障害の傾向を持つ人にコンサータを処方すれば症状は改善する可能性が高いことは間違いない。引きこもりもうつ症状も一時的には「治る」可能性がある。しかし、一方で精神は不安定になり統合失調症を発症し幻聴幻覚・妄想・自殺・攻撃性が増すなどの症状が現れ、猟奇的な殺人事件などに直結していく。コンサータによる発達障害の治療を受けた少年が統合失調症を発症し、薬によってさらに悪化していった症例が寄せられた。これは「珍しいこと」ではなく当たり前のことでしかない。

公式に認めてはいないがあまりにも副作用の報告が多いことに危機感を覚えた製薬会社は発達障害の治療の主力をNRI(ノルアドレナリン再取込阻害薬)に密かに切り替えようとしている。副作用が少ないという触れ込みなのだが、コンサータにとんでもない副作用が無ければ切り替える必要などないということになる。そんな時代にこの精神科医はコンサータという覚せい剤を蔓延させ発達障害を持つ人を全員精神病にするつもりなのだ。もちろんその方が精神科医はもうかるだろうが・・・。

NRIはコンサータに比べれば確かに副作用は少ないと思われるが統合失調症を促進するメカニズムは変わらないことを付け加えておく。詳細は下記を参照してほしい。

https://toshioy001.wixsite.com/tougou


大麻が統合失調症を起こす

元アイドルグループの田中聖が大麻所持で逮捕された。

大麻は日本では「麻薬」として違法だがアメリカでは合法とされる州もあり、違法薬物の中では「軽い」方で「強いたばこ」くらいの認識の方も少なくない。覚せい剤など他の薬物と違って「自然」のものだしそれほど危険性はないのでは・・・などと思う人がいてもおかしくはない。先日同じ罪で逮捕された高樹沙耶は「医療用大麻」を合法化する運動をしていた。大麻には精神安定・鎮痛作用があるから、合成薬である現在の安定剤・鎮痛剤の代わりに「自然のもの」使おうという趣旨で理屈は通っておりアメリカでもそのような動きがある。

だが、大麻は「強いたばこ」ではない。その証拠が田中聖の近所の人の「サルの鳴き声のようなキーキーという奇声が聞こえた」と言うものである。タバコを吸ってキーキーと奇声を上げる人はいない。この「奇声」、実は「統合失調症」の症状である。精神安定・鎮痛作用があるだけなら絶対にこのような症状は起きない。大麻の危険性は乱用、依存性だけではなく「統合失調症」を発症させること、要は「頭がおかしくなる」ことにある。

もちろんすべての人にこの現象が起きるわけではない。大麻を経験したことのある人でさえ「大した薬ではない」と言う人も多い。統合失調症が起きる人は「ストレスに弱い遺伝特性」という特殊な遺伝特性を持っている。この遺伝特性を持つ方は大麻を含む麻薬や覚せい剤、精神科の薬が一時的な作用だけではなく半永久的に前頭葉シナプスを崩壊させてしまう現象を起こす。これは最先端の研究によって明らかにされている「事実」である。

さらに、ユーラシア大陸・北極圏のモンゴロイド、スラブ人、アボリジニにはこのストレスに弱い遺伝特性が白人黒人に比べ極端に多く存在する。

日本人は絶対大麻に手を出してはいけない。統合失調症の症状は「幻聴」や「妄想」だけではない。理性・社会性が失われ「性格が悪く」なり、キレやすく攻撃的になり、正常な物事の判断ができなくなって「犯罪者」となるという現象が起きる。高樹沙耶や田中聖が以前とは「別人」のようになってしまったのも「当然」なのだ。

昨年起きた相模原障害者殺傷事件の犯人をモンスターにしてしまったきっかけも「大麻」である。大麻でそんなことは起きないという精神科医はただの「バカ」である。

詳細は下記を参照していただきたい。

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ASKA、高畑裕太を繋ぐ病気「統合失調症」

ザ・仰天ニュースで「統合失調症」について放送された。わが子さえ殺しかねない統合失調症の地獄のような症状がおわかりいただけたと思う。もちろん症状は多岐多様に渡り番組で紹介されたものがすべてではない。聞こえないものが聞こえる「幻聴」、まともではない考えに支配される「妄想」などが主な症状であるが、その「現実」は向き合ったことのある家族にしかわからない。「正気」を失い「狂気」に取りつかれるその様は「背筋も凍るこの世の地獄」に他ならない。

誰かが自分の悪口を言っている、誰かが殺そうとしている、監視・盗撮・盗聴されている・・・これは典型的は初期の症状「被害妄想」である。そう、ASKA容疑者が「盗撮盗聴されている」と警察に通報したことは「統合失調症」の症状を表している。番組を見た方なら納得いくだろう。

覚せい剤は一時的な興奮状態だけではなく半永久的な「統合失調症」を引き起こすのだ。薬物中毒者には同じような症状に見舞われた経験者も多い。これは覚せい剤が「ストレス」と同じ作用を起こすことを示している。ところが、正反対の鎮静作用をもたらす「麻薬」も同じ症状を引き起こすことが専門家の間では知られている。覚せい剤=麻薬=ストレス→統合失調症という式が成り立ってしまう謎を長い間誰も解くことができなかった。

2013年東京大学大学院の研究で沈静性情報伝達物質GABAがシナプスの「過剰な刈込」を行うことで統合失調症が発症するメカニズムを突き止めた。覚せい剤・麻薬・ストレスがGABAの過剰分泌を促進することで統合失調症は発症するのである。精神科で処方される睡眠薬・安定剤・抗不安薬・抗うつ薬などの薬、そして麻酔薬・鎮痛解熱薬・アルコールに至るまでGABAの過剰分泌を促す薬物は多い。もちろんこれらの薬物がすべての人に統合失調症を起こすわけではなく「ストレスに弱い遺伝特性」を持っている人及び子ども~思春期にかけて多発しやすい。「ストレスに弱い遺伝特性」はストレスホルモンの分泌分解に関する遺伝的な欠陥によってストレスホルモンの影響を受けやすい。この特性は欧米に比べ日本人に多く存在する。

この特性の幼児期に見られる特性が「発達障害」である。多くの人が知るように高畑裕太は典型的な困った子「発達障害児」だった。母親の努力によって芸能界に入ったが強姦・暴行事件で逮捕された。最近の週刊誌で高畑裕太の性格が「恐ろしい」人間に変貌し母親が恐れているという記事が掲載された。事件の取り調べと世間の反応が強いストレスとなって「統合失調症」を発症し「別人」に変貌してしまったのである。これは発達障害を持つ青年にまま起きることでいくらでも症例は転がっている。そうなるだろうと予見したのは私だけだが。

統合失調症の症状がなぜ起きるのか?わかってしまえばとても簡単なことである。テレビで流れていた「脳内化学物質のバランスが崩れる」というのはとんでもない「間違い」でしかない。いつまでも間違った理論を主張していないで「解決」しようではないか。京都市で起きた切り付け事件も統合失調症の結果である。次の事件を防ぐ方法があると私はずっと言い続けている。なぜなら大半の統合失調症は精神科の薬によって「作られたもの」だからだ。統合失調症の特効薬「抗精神病薬」は「おとなしくさせる」だけの薬で治療効果はないばかりか「回復を阻害する」。病気のメカニズムがわかってしまえば簡単に出る答えである。統合失調症は「治る」病気である。ただし、治せるのは人の心だけ、そして長い時間がかかる。

詳細は下記を参照してほしい。

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相模原殺傷事件 大麻は危険性が低い?というとんでもない誤解

大麻は事件に繋がらないというとんでもない誤解

 

相模原殺傷事件で犯人が大麻を使用していたことが明らかになった。大麻や薬物に関してとんでもない間違いが報道されている。

1.     大麻は違法薬物であるが事件に結びつかない

2.     薬物の影響は一時的な意識障害しか起こさない

という発言が精神科医、ジャーナリスト、心理学者などの専門家から出されている。これは間違いであって、この種の事件の解決を阻んできた大きな「誤解」である。

大麻とは?麻の一種で葉を乾燥させてたばこのように使用する麻薬でマリファナとも呼ばれ、「麻薬」の語源でもある。欧州やアメリカでは「合法」とする国や州もあるほどポピュラーなもので「大した薬物ではない」と考える方も少なくないだろう。大麻やその抽出物を「医療用」として使用する国も多いことから「強めのたばこ」というように認識されているようだ。

大麻は「麻薬」である。麻薬と覚せい剤の区物が付かない方も多いだろうが、麻薬は基本的に「鎮静作用」「抗不安作用」「精神安定作用」を持ち、意識レベルを低下させ神経をリラックスさせる効果がある。麻薬の代表的なものがアルコールやたばこだから、その効果が強いものと考えること自体は間違っていない。

意識レベルの低下が激しいので車の運転中などは「危険性」が高く、依存性・常習性があり、ほかの薬物使用への入り口になりやすいからという理由で日本では「違法」とされている。麻薬は「麻酔作用」「鎮痛作用」なども持つことから昔から薬としても使用され、使用量を管理できれば悪影響は少ないもの、とされてきた。薬物使用者も麻薬に関しては罪の意識が低い。一方「覚せい剤」は興奮作用があり、「何をするかわからい」状態になることから「事件」に繋がりやすいとされてきた。

いずれにしても「違法薬物」が精神に与える影響は血中濃度が高くなっている時のみであり、時間が経てば収まるものだと考えられていて、薬物使用歴はあっても尿検査や血中濃度で確認されなければ事件への直接のつながりはないとされてきた。今回の事件の犯人も何日経っても精神状態は「普通」には戻らないから「大麻と事件の関係はない」という結論が出されるだろう。大麻と同じ作用を持つ睡眠薬・抗不安薬・安定剤などもこれまで事件には関係しないとされてきた

しかしこれが精神科医療の「盲点」であり、「統合失調症」をはじめとする精神病の謎を解明できなかった原因なのだ。

大半の白人や黒人にとって大麻や麻薬の影響は知られている通りのものだと言える。しかしオーストラリアの先住民アボリジニが使用するとどうなるか?鎮静作用とは真逆の興奮、錯乱などの意識障害が起き、追って理性・社会性の喪失、幻聴・妄想、摂食障害、暴言・暴力などの「精神障害」が発症し血中濃度が下がっても元に戻らない、という現象が起きる。連用によってさらに症状は悪化する。そう、まさに今回の犯人と同じことが間違いなく起きるということなのだ。お疑いの専門家の方、どうぞやってみてください、何度やっても私の言う通りの結果になります。アボリジニの飲酒が法律で禁止されているのはこの理由による。

これはどういうことなのかというと「アレルギー」のようなものと考えていただけばよいと思う。食べ物のように多くの方にとっては栄養となるものがある特定の人にとっては命を脅かすアレルギー反応を起こす毒物となる現象と同じように、麻薬物質を分解する酵素を作り出す遺伝子に何らかの問題がある「遺伝特性」による反応である。この遺伝特性は「ストレスに弱い遺伝特性」と呼ばれる。その理由はストレスによって「統合失調症」が起きるメカニズムと一緒だからである。さらに掘り下げれば統合失調症はストレス時に過剰分泌される「抗不安薬」「睡眠薬」という麻薬が引き起こす「病気」である。

この遺伝特性を持つのはアボリジニだけではない。私たち日本人を含むユーラシア大陸及び北極圏のモンゴロイドとスラブ人にも多く存在する。大した薬物ではない大麻が日本人の少なからぬ人にとっては性格を変え妄想と暴力を生む「悪魔の薬」になるということなのだ。バカげていると言い放つのは「アレルギーが存在しない」ということと同じ「非科学的な」話である。

専門家の方々、「薬物と暴力・犯罪などの関係はよくわかっていない」などと寝ぼけたことを言ってないで次の事件を防ぐ気になってくれませんか?もう答えは出ているのですよ、睡眠薬・抗不安薬・安定剤も同じように人格を変え事件を起こすのですよ、いい加減認めなさい。

大麻をてんかんなどの薬として利用しようという動きが日本でもある。欧米と同じ考え方は通用しないことを知っていただきたい。また同じような事件が間違いなく起きてしまうことになる。
詳細は下記を参照してほしい。

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戦争神経症 ストレスとヒロポンが生んだ悲劇

戦後おそらく初めて「戦争神経症」の話題が朝日新聞で取り上げられた。

米国ではベトナム戦争以降少なくない帰還兵が精神の異常を訴えていることは幾度も報道されておりPTSDという症名もここで生まれている。しかし、日本兵の精神異常については戦前はもちろん戦後もほとんど触れられることはなかった。

戦争は極限のストレス状態を作り出す。死の恐怖、不安、理不尽で非人間的な扱い、恐怖による支配、殺人・略奪などの非人道的行為の強制・・・このような状態を人間に強制する戦争をどうしてなくせないのだろうとつくづく思う。人を人間扱いせず、満足な食料さえ補給されない劣悪な環境の中で「精神力」による戦争遂行を目指した日本軍でのストレスは米軍の比でなかったことは間違いないだろう。

しかし、「皇軍」という「神話」を作り出したかった軍は精神に異常を来たした兵士の存在を隠し続けた。皇軍にそのような「弱者」が存在することは許されなかったのだ。だが実際には多くの兵士が精神に異常を来たし、入院が必要な重症患者も少なくなかった。重症患者は精神分裂病、現在の統合失調症であったことは間違いない。その実態がようやく明らかになったのだ。

ストレスによって精神疾患が起きることは当たり前なのだから戦争神経症は当然の結果である。戦争で「病気」になったにもかかわらず、戦争の役に立たない「キチガイ」はこの国では傷痍軍人よりもひどい扱いを受けた。わずか70年前の出来事である。

戦争神経症の原因はストレスだけではなかった。軍は精神力増強と夜間戦闘対策として「ヒロポン」という覚せい剤を大量に使った。戦後の混乱でこれが一般に流出し薬物中毒の流れを作ったといわれている。覚せい剤が精神障害や統合失調症を起こすことは研究者の間では「常識」である。軍で実際にヒロポンの副作用が多発していたという記録がある。

ストレスと覚せい剤が同じ症状を起こす理由を精神科医は長い間解明できなかったのだが、そのメカニズムはとても簡単なものである。ストレスを感じるとドーパミンやノルアドレナリンといった興奮性の情報伝達物質を過剰分泌することで攻撃や逃避といった行動に適応する体制がとられる。これらの物質は「自前の覚せい剤」とも言えるもので、覚せい剤はこれと同じ現象を人工的に起こすのだから同じ症状を起こすのは「当然」ということになる。

だが、ストレスにしても覚せい剤にしても全員が精神疾患につながるわけではない。そこには「ストレスに弱い遺伝特性」が関係している。これはNMDA受容体という「人格」を形作る重要な組織に関連する遺伝子が不活性であることによりストレスが脳細胞を破壊してしまう作用が起きやすい、という特性である。この特性には民族的分布の違いがあり、ユーラシア大陸を中心とするモンゴロイド・スラブ人、オーストラリア先住民のアボリジニに多く存在すると私は考えている。つまり、日本人には欧米に比べてこの特性を持つ人間が多く存在し、戦争神経症の発症者は欧米よりはるかに多かったということになる。日本の自殺率が先進国の中で群を抜いてワースト1なのはこの理由による。実は自殺も統合失調症の一つの症状なのだ。

人間に限界を超えるストレスを与える戦争をしたがるバカが後を絶たない。頭で解決できる能力がないから暴力に訴える「野蛮」な思想が戦争である。命令を下すだけの人間にこの悲劇はわからない。人を多く殺し、多くのものを破壊した方が勝ちという、あまりにも愚かな行為が地球上から無くなることを願っている。

詳細は下記を参照していただきたい。

https://toshioy001.wixsite.com/tougou



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