精神科医が作り出す「異常性格者」

不可解な凶悪犯罪の驚愕の真相・・・悲しみの連鎖を止めたい

脱法ハーブ

危険ドラッグと殺人の深い関係

危険ドラッグと殺人との関係



脱法ハーブ(最近は危険ドラッグというそうだが)を常用していた男が両親を殺したとして逮捕された。警察は危険ドラッグと事件とのの関連を「慎重に」調べていると報道されている。脱法ハーブが殺人事件を起こさせるのか?と話題にはなるだろうが結論として「関連は無い」という結果になるだろう。なぜならその関連を明確に説明できる人間がどういうわけか日本で、いや世界でも私一人しかいないからだ。

脱法ハーブと呼ばれる薬物は麻薬、覚醒剤取り締まりの法律に触れない成分を植物などに付着させた「合成麻薬」である。もちろん麻薬と同じ幻覚、意識障害などの副作用が起き車を運転している場合には暴走事故などを引き起こす。この状態は明確な意識や記憶は存在しない「心神耗弱」状態であるが、今回の殺人事件は状況が違う。

犯人は当初「どうして殺したのかわからない」と言っていたというが「仕事をやめたことで口論となって殺した」と自供したのだと報道されている。明確な記憶があり、殺害の動機もある。危険ドラッグを常習していたことは間違いないが「殺人」との関係は無いということにされるだろう。
麻薬や覚醒剤の類には幻覚、意識障害など「急性」の症状とは別に「慢性、恒久的」な精神障害を起こすことが知られている。薬をやめても収まらない幻覚・幻聴、わけのわからない言動・行動、異常な興奮・うつ症状、抑制の効かない行動、摂食障害、非社会性、暴力、キレやすい・・・これらの症状は「統合失調症と酷似した中毒症状」と呼ばれ薬物によって脳が破壊されてしまうことによって起きるとされている。しかし、実際に脳に何が起き何がこれらの症状をもたらすのかを説明できた専門家はいなかった。先日新聞で紹介された危険ドラッグを常習していた人の症状はまさに「精神がまともではない」この中毒症状を示している。だが症状によっては「性格が悪い」という状態と見分けがつかない場合も多い、それは記憶や知識には何の損傷も無いからだ。
多くの人は誤解しているだろうが統合失調症は「正気を失う」幅広い症状を指す病名である。病気としての統合失調症はほとんどの場合ストレスによって発症する。以前は精神分裂症と呼ばれキチガイ病として知られるこの病気の症状は薬による慢性中毒症状とほぼ同じものである。しかしストレスと薬物はかけ離れたもの、薬物は危険性の少ないとされるものが抗不安薬や睡眠薬、抗うつ薬としてストレスの「治療」にも使われるものだから同じ症状ではあっても病理は全く「別のもの」とされてきた。それが統合失調症と「酷似」した、という表現が使われる所以であるが誰が見たってこれは「同じ」ものである。
ストレスと薬物が同じ症状を起こすわけが無い、精神科関係者のこの思い込みがすべての「間違い」のもとだった。実はストレスが統合失調症を起こすメカニズムは薬物が統合失調症と「酷似」した症状を起こすのと全く「同じ」なのだ。そのことがNMDA受容体仮説という新しい統合失調症の考え方によって証明されている。
人格、理性、感情、愛情といった人間を人間たらしめる感覚は赤ん坊には備わっていない。家族との生活や社会生活を経験する中で「学習」することによって脳に記憶されるものである。それは物理的な記憶知識とは別に前頭葉に記憶され言動、行動、情動を「制御」する「中枢」となる。この制御に重要な役割を果たすのがNMDA受容体という組織である。このNMDA受容体の機能がストレスやアルコール、薬物によって低下すること、さらにその機能低下が神経細胞のアポトーシス(自殺現象)を招き前頭葉の脳細胞を破壊することで「感情の記憶」が失われ統合失調症が発症するというものだ。
ストレスによる発症にはストレスに弱い遺伝特性COMT遺伝子多型という「日本人に多く」存在する遺伝特性が関連している。ドーパミンやノルアドレナリンの分泌に重要な役目を果たすCOMT遺伝子が不活性であるこのタイプの人間はストレス時に分泌されるストレスホルモンの一種である「L-ドーパ」という物質を分解できない。この物質はストレス時に興奮をもたらし危険から回避する機能を持つ「自前の覚醒剤」である。つまり統合失調症は自前の覚醒剤による中毒症状によって発症するのである。
危険ドラッグや麻薬、覚醒剤を使っても全員に慢性的な中毒症状が現れるわけでは無い。それはこの遺伝特性があるか無いかの差である。COMT遺伝子多型の人間は服用を繰り返すことによって急性の症状とは別に前頭葉が破壊され性格が変わり、感情の起伏が激しいキレやすい人間になって行く。これはストレスが繰り返されることによってNMDA受容体の機能が低下しやすくなりストレス脆弱性が増していくというNMDA受容体仮説が証明している現象である。
この父親を殺した犯人は危険ドラッグによって性格が変わりストレスに弱くキレやすくなってしまった(キレるという状態はNMDA受容体の機能低下による統合失調症の発作の一つである)。普通なら耐えうる程度の小言に耐えられなくなって殺してしまったのである。
キレた状態は記憶が存在する。急性の心神耗弱とは別の心理状態である。
ストレスは前頭葉を破壊し統合失調症を起こす。その現象を何百倍、何千倍という規模で起こすのが危険ドラッグを始めとする麻薬、覚醒剤、そして抗不安薬(睡眠薬)、抗うつ薬である。これはすでに科学的に証明されている「事実」である。

抗不安薬を飲んだ息子に起きたこと、そして詳しい考察は下記を参照してほしい。

http://toshioy001.wix.com/tougou


覚醒剤が統合失調症を発症させる事実

Wikipedia「覚醒剤」をご参照いただきたい。私は初めて参照して正直驚いた。これまで私が研究してきたすべての答えが凝縮されていたからである。

まず第一に下記の記述がある。

「これは脳神経系に作用して心身の働きを一時的に活性化する働きを持つ広義の向精神薬の一種で、ドーパミン作動性に作用するため、中毒症状の覚醒剤精神病は統合失調症に酷似しており・・・」

向精神薬という言葉が抗うつ薬を示すことはご存じの方も多いだろう。つまり覚醒剤と抗うつ薬は親戚のようなものだということだ。また覚醒剤の副作用として「錯乱」「意識障害」が起き通り魔などの事件に繋がっていることは旧知の事実であり、その後長期に渡って「人格障害」が残ること自体は私は知っていたし、そういう人を身近で二人見て来た。しかしその症状が「統合失調症に酷似」していると認められていることは知らなかった。

統合失調症は範囲の広い「正気を失う」病気の総称であるから統合失調症と診断されてもいいようなものだがなぜ「酷似」という言葉を使うのか?その謎には後ほど触れよう。

統合失調症にまつわる事実を整理しよう。

・ストレスによって統合失調症が発症すること(他の原因もある)

・ストレスによって発症する適応障害、不安障害、うつ病、さらには発達障害の一部(ほとんど)が統合失調症が「誤診」されている可能性が高いこと

・覚醒剤による精神病が統合失調症に酷似していること

・抗不安薬(睡眠薬)、抗うつ薬のほとんどに「統合失調症の発症・悪化」が副作用として明記されていること

・息子に起きた副作用が「錯乱」「人格障害」であり覚醒剤による症状とおなじであること


これらの事実から考えれば「抗うつ薬で性格が変わることなどありえない」と断言する精神科医の発言が「嘘八百」であることは簡単にわかるはずだ。覚醒剤と抗うつ薬は違うだろう、と思う方も多いだろうが同じ「向精神薬」であることは前述のとおりであるし、戦前戦中は実際に興奮剤、不眠剤という「薬」として使用されていた事実がある。戦後軍用のものが一般に出回り副作用や乱用が問題となって取り締まりの対象になった、というだけの話である。実際に成分の似た薬が精神科で処方されていて

「(覚醒剤の成分の一つである)メチルフェニデートの塩酸塩にあたる塩酸メチルフェニデートは、注意欠陥多動性障害 (ADHD) やナルコレプシーに対して処方される。」

という記述がある。リタリン、コンサータという商品名で処方されていて依存性が高く乱用が問題となっている。この薬は覚醒剤に近い作用があり、この薬を処方された妻が「眠らなくなった」事実を目の前で見た。一方で精神的には極端に不安定になり自殺未遂を繰り返したためあわてて服用を止めさせた経緯がある。自殺は統合失調症の一症状だという専門家がいる。覚醒剤に比べれば「弱い」ものなのかもしれないが「大差ない」薬が精神科では処方されているのである。

覚醒剤を使用した人が全員統合失調症の症状を示すわけでは無い。どういう人がどのような理由で発症するのか、何の成分がどういう働きをするのか明確な根拠を示した人はいない。したがって「薬効が弱いから発症しない」という根拠は何もないということになる。これまで私の発言は「ばかげている」「都合のいいことだけ集めて他人に責任をなすりつけようとしている」とさんざんけなされてきたが、もう誰もそんなことは言えない。専門家であればこれらの事実は承知していて「当然」のはずである。起きている副作用は「統合失調症と酷似している」にもかかわらず精神科医の99.9%がこの事実を認めないとんでもない「ヤブ医者」だということなのだ。ここにはとんでもない組織的な悪意が存在している。

興味深い記述がある。
「米国では、覚醒剤の原料になる鼻炎薬や風邪薬が薬局で手に入るため、自宅などで密造する乱用者が多いが・・・」
という部分である。タミフルの副作用で青年が自殺したりする副作用が起きていたことはご存知の方も多いだろう。この症状は「統合失調症の一症状」だという専門家がいる。その根拠がここにあるということになる。

覚醒剤の中毒精神病が「統合失調症と酷似」しているのに「統合失調症」とされないのはなぜか?それは欧米ではそのような事例が少ないからだと考えられる。つまり欧米から輸入された精神科医療の体系の中で覚醒剤による統合失調症の発症という事実はない、ということなのだ。その理由は白人、黒人、ネイティブアメリカンにはほとんど存在しない遺伝特性にある。
「ストレスに弱い遺伝特性」が存在しそれが「COMT遺伝子多型」であることが2003年に科学雑誌「サイエンス」で発表された。ドーパミンやノルアドレナリンの分泌に関連する遺伝子で、その機能が通常の半分か全く無い状態が「多型」と呼ばれる。この遺伝特性がユーラシア大陸のモンゴロイドを中心に東はアラスカやグリーンランドのイヌイット、西は東ヨーロッパのスラブ人、南は日本を含む東南アジア、オーストラリアのアボリジニまで分布していると私は考えている。この遺伝特性を持つ人はストレスはもとよりアルコール、麻薬、覚醒剤、抗不安薬、抗うつ薬などの薬によって精神疾患、統合失調症を発症する。これはストレスの反動として分泌される興奮作用をもたらす物質(ドーパミンやノルアドレナリンの前駆体L-ドーパ)アルコールや薬に含まれる抗不安物質が分解されずに脳に留まることによって前頭葉神経細胞がアポトーシス(自殺現象)を起こすためである。前頭葉の機能が破壊され知識記憶に全く問題がないまま「感情(社会性、理性、人格、愛情)」だけが幼児や赤ん坊の状態にリセットされるのである。赤ん坊の感情が知識記憶をコントロールすることが出来なくなって起きるのが「統合失調症」である。お疑いなら統合失調症患者と幼児を見比べてみるといい。この単純なことに精神科医は誰も気付いていない。

抗不安薬(睡眠薬)、抗うつ薬は非常に高い確率で「統合失調症」を発症させる。これは疑いようのない事実である。日本においてはうつ病、適応障害、不安障害、発達障害と診断される人のほとんどは初期の統合失調症であって、これらの人に薬を処方すれば100%悪化するのは当然のことである。

うつ病と診断され抗うつ薬を服用しながら自殺した方、不眠やちょっとした心の病、発達障害、PTSDで病院に行って性格が変わったり統合失調症に悪化した方、それらはすべて副作用です。そうなる明確な理由が存在します。泣き寝入りする必要はありません、声をあげてください。

息子に起きた副作用の記録と詳しい考察は下記を参照していただきたい

http://toshioy001.wix.com/tougou



 


 


 


 


 

脱法ハーブが脳を破壊する

脱法ハーブが脳を破壊するのは神経細胞のアポトーシスが原因

脱法ハーブによる暴走事故が続発している。麻薬や覚醒剤と違って手軽に手に入り罪悪感も薄いが効果も副作用も大差ない。脱法という表現は「違法」ではないということである。だから買っても売っても使っても基本的に捕まることはない。これは法の抜け穴の問題なのだが法が無いから取り締まれないというのは何の関連も無い人の命が失われる可能性があることを前提にしているとは思えない。お粗末なお役所仕事というほかはない。

興奮作用や陶酔感といった「効能」を求めて若い世代を中心に広がりを見せている。しかし当然のごとく「副作用」がある。呼吸困難や意識障害、けいれんなどの強い毒性や継続使用によって依存性が生じるとされている。マウスによる実験で脳細胞が死滅すること、神経線維が切れるが確認されている。

化学式が似ていると違う物質でも似たような効果が得られる。これを悪用して取り締まり対象の化学物質と違うものを次々と作り出す・・・作り出しているのは科学者?と思うほどの巧みさである。

興奮作用、陶酔感といった作用は弱いながらも抗不安薬や抗うつ薬にも共通する。これも化学式が似ている物質が含まれる、ということによる。麻薬や覚醒剤の効果を弱めて「気分を改善」する「薬」にしたものであってもともとは「大差ない」ものなのである。脱法ドラックが暴走事件を引き起こすのに抗不安薬や抗うつ薬で「性格が変わることなどあり得ない」と言い切る精神科医をあなたは本当に信じることが出来る、と思うだろうか。

麻薬・覚醒剤にしても脱法ドラッグにしても錯乱や暴走、犯罪行為に全員が至るわけでは無い。興奮作用、陶酔感だけがもたらされる人と、意識障害が起きる人の違いは何なのか?これまでそれに言及した専門家はいなかった。

その差を作り出すのがストレスに弱い遺伝特性「COMT遺伝子多型」だと私は考えている。脱法ドラッグとストレスに何の関連があるのかと多くの人は思うだろう。そこには共通する「抗不安物質」による神経細胞のアポトーシスが関連している。脳細胞が死滅する、神経線維が切断されるのはこれが原因である。この作用が起きやすいのがCOMT遺伝子多型である。詳細は以前のブログを参照してほしい。

脳細胞が死滅する、神経線維が切断されるとどうなるか?この作用は「感情」に関連する前頭葉と大脳辺縁系に限定して起きると考えられる。前頭葉では社会性、理性、人格、愛情などの「良識」を司る機能が停止、退化することによって意識障害を引き起こし、大脳辺縁系では本能や恐怖が暴走し記憶障害を引き起こす。これが暴走行為の原因である。

脱法ハーブを取り締まりながら「似たような成分」の抗不安薬、抗うつ薬には性格を変える副作用は存在しないと言い続ける。こんなバカバカしいことがまかり通っている。多かれ少なかれ興奮作用、陶酔感をもたらす薬はCOMT遺伝子多型の人間にとっては「危険」である。どうしてこんな当たり前のことに気が付かないのか?

息子に起きた副作用の記録と詳しい考察は下記を参照していただきたい

http://toshioy001.wix.com/tougou


脱法ハーブの罠 錯乱後の後遺症「感情記憶の喪失」

また脱出法ハーブによる事件が起きた。
これほど危険なものをなぜ放置しておくのだろう。取り締まりが強化されてもまだまだ手ぬるいとしか言い様のない実態だ。
無関係の市民が巻き込まれるのだから、そんなものに手を出す方が悪いというレベルの問題ではない。 簡単に手に入るものを試してみたくなるのは人間の弱さであり怖さを知らぬ無知である。
小学校に乱入した男は錯乱状態で記憶が無いという。従来錯乱は脳内物質の異常によって情報伝達が阻害されることによって起きると言われてきた。しかし薬物による錯乱は感情脳が急激に萎縮することによって起きる脳のパニックなのだと私は考えている。錯乱自体は一時的なものだが後遺症として半永久的に感情記憶が 失われ感情だけが幼児化する感情記憶の喪失という症状が起きる。性格が大きく変わりわがままで乱暴、攻撃的な人間になっていく。
息子の場合もそうだったが精神科の薬を服用したり薬物に手を出した人間が性格が変わってしまいその後もなかなか社会復帰ができない例を何件か見てきている。その理由がこの後遺症で、あなたのまわりにも必ずそういう人がいるはずだ。専門家や精神科医はその事に気づこうともしない。

息子に起きたこの副作用の詳細は下記を参照してほしい
toshio1131.web.fc2.com

脱法ハーブ、合法ドラッグの罠


感情脳を萎縮させる薬の副作用が凶悪事件を起こす


大阪の暴走事件で脱法ハーブによる錯乱状態が原因と報道されている。

脱法ハーブとは何なのか?あまりその世界に詳しいわけではないので間違いがあるかもしれないが、ハーブとは名ばかりの違法ぎりぎりの薬物である。脱法、合法ドラッグもほぼ同じものを示す。境界にある麻薬や覚醒剤といってもいいだろう。それが一般市民が買える場所やネットでも販売されその拠点は年々増えているという。薬事法では「薬」として売ることは禁止されているので別の用途として売られているが麻薬代わりに使用される。もちろん違法ではないから取り締まられる事もないが幻覚作用があるとされ、こうして危険な副作用も起きる危険性を持っているのは間違いない。

その他にも精神科の薬が処方箋無しで出回っている。流出ルートは処方された患者が横流しするものや医師が絡んでいるものもあるらしいが国や製薬会社は追及する気がないようだ。こちらは病院でもらうのと同じ安全性が高いとされるものではある。

これらのものは覚醒剤や麻薬に比べて手に入れる事が容易で安価なことから主婦や学生にまで広まっているらしい。大きな違法性が無いことから罪悪感も抱く事はないのだろう。

ストレスから逃れたい、ハイな気分を味わいたい、快楽感にひたりたい・・・安易な気持ちで手を出してしまうハーブやドラッグ、しかしそこには大変な落とし穴がある。この程度の薬では少しハイになるくらいで副作用など無いと誰もが思っているのだろうが実際には脱法ハーブでさえ「錯乱」が起きている。錯乱は「幻覚」とは違う感情脳の急激な萎縮による脳のパニックだと私は考えている。膨大な感情記憶がグチャっとつぶされショートするのだ。それがどれだけ恐ろしいことかとても想像がつかない。萎縮は数日で元に戻り錯乱自体は収まるが一度破壊された神経細胞のネットワークは元に戻らない。つまり「錯乱」の後には感情記憶が消失し「感情」だけが幼児化する「退行」が後遺症として半永久的に残る事になる。これが麻薬や覚醒剤によって脳が破壊されるという一つの現象だと思われる。まるで別人のように乱暴でわがままでおぞましい人間が出現することになる。錯乱が起きなくても脳の萎縮や退行は起きる。その確率は十数人に一人程度の高確率である。

理性が崩壊し過去の記憶の内容によっては自殺、他殺、凶悪犯罪などを引き起こす可能性が高くなる。また、幼児化した感情は子どもが育つように愛情豊かな穏やかな環境のもとで再成長しなければ歪んだ性格が形成されることになるが、多くの場合そのことに誰も気づかず社会的に疎外されて行く。その行きつく先は見えている。もちろん成分のより強力な麻薬や覚醒剤でもこの副作用が起きるのは間違いない。専門家や精神科医は認めていないが私の息子に現実に起きた副作用である。

ほとんどの不可解な凶悪事件は精神科と関係しているが例外もある。光市母子殺害事件や秋葉原事件、埼玉千葉通り魔事件などである。これらの事件は劣悪な成育環境によって形成された人格異常とされているがどうも腑に落ちない。そういう例があることを否定するつもりはないが、彼らが「羊たちの沈黙」のような異常性格者とは異なる「大きな体と知識を持った幼児」にしか私には見えない。「心の病」を持って精神科に行き、幼児化させられた多くの凶悪犯罪者と共通した特徴を持った彼らが脱法ハーブ、違法ドラッグ、合法ドラッグを手にした可能性は極めて高いと私は考えている。人格異常がいつの段階で起きたのか、生来のものなのかよく見極める必要があるのではないだろうか。

 

息子に起きたこの副作用の詳細については下記を参照してほしい。

http://toshio1131.web.fc2.com/

祇園暴走事件と大阪暴走事件の違い

人を殺す狂気と恐怖から逃げる狂気


祇園での暴走事故の記憶が新しいうちに大阪でも暴走事件が起きた。若い男がレンタカーで狭い商店街を猛スピードで走り抜けたこの事件は防犯カメラの映像が繰り返し流された。多くの人は「また暴走?似たようなキチガイの犯行だろう」と思われたろうが二つの事件は全く異なっている。

大阪の事件は脱法ハーブの作用と報道されている。麻薬の原料と似たような成分を含む植物がネットなどで裏取引されているのだ。当然のことながら人によっては幻覚などの副作用が強く現れることがある。「誰かに追われているような恐怖に襲われて逃げた」と証言していることから「せん妄」と呼ばれる半錯乱状態だった事が窺える。この状態は息子が錯乱を起こした翌日の状態とほぼ同じで、ある程度の状況判断は可能であるものの精神状態は錯乱している。暴力などふるったことのない息子がこの時母親の首を本気で締めたのだ。つまり車の運転などはある程度可能だが精神状態は「人」ではないということである。

これは一時的な症状であって薬が抜ければ収まる直接の副作用だ。この時の記憶は明確なものは残らない。私の推論ではこの症状から「感情の幼児化」に移行することになるがそれはとりあえず別の機会に触れることにしよう。
この事件の場合は「追われる恐怖」から逃れるため走ったのであって誰かを跳ねたり殺したりする事が目的ではない。従って人がいたかどうかもはっきり記憶してはいないし自分が死ぬことも目的としていない。
対して祇園の暴走事件は「誰かを殺す事」と「自分が死ぬ事」を目的とした事件である。一時的な同じ錯乱状態である可能性も捨てきれないが、急に薬の量を極端に増やしたりしない限り錯乱の起こる可能性は低い。抗てんかん薬の副作用によって感前頭葉が萎縮し幼児化した感情がそれ以前の「負の記憶」と幼児化してからの「負の感情」をコントロールする事が出来ず破滅的行動に突き進む「キチガイ」「サイコパス」が形成されてしまったと考えるべきだろう。この副作用はいつもと同じ薬を飲んでいても突然発症する可能性があり、また以前に発症していて「負の記憶」が積み重ねられて暴走に至る可能性もある。
てんかんを持っていただけ、ほんの少し心が弱いだけの人間を精神科で処方される「たった一粒の薬」が「キチガイ」「サイコパス」へ変貌させていく恐怖を誰も知らない。



息子に起きた詳細な記録と考察は下記を参照してほしい。

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