資料が示す、少年が薬の副作用によって「18歳の幼児」にさせられた事実
光市母子殺害事件について新たな資料を見つけた。元ネタが週刊誌の記事なのでどこまで信頼できるものなのかはわからないが少年の父親と義母へのインタビューだという。
それによると少年は劣悪といわれるほどの家庭環境にはなかったというのだ。確かに母親は自殺していて父親はフィリピン人の妻と再婚しているがそれ以上でもそれ以下でもない。父親は悪い事をした時には叩いたりしたが日常的に暴力を振るっていたわけではない。義母に異常に甘えていたという話も否定されている。さらに少年は「普通の子」だったというのだ。特別な優秀さはもちろんなかったろうが乱暴だったという事実もなく性格が異常だったという事実もないというのだ。
けして良いとは言えぬ家庭環境が少年の心に影を落としていなかったとは言えないだろうが、劣悪な環境によって異常人格が形成されるほどの背景はないといっていいだろう。本来は弁護側が主張する「劣悪な家庭環境によって正常な発達が阻害され形成された幼児性が事件の原因である」という理論を根拠が無いとする記事なのだが、逆に少年が突然こんな事件を起こし訳のわからぬ供述をする理由も無いという矛盾点も浮き彫りにしている。
「嘘をつくならもっとましな嘘をつけ」少年が供述した「ドラえもん・・・」というような内容に対して多くの人が抱いた気持ちである。そう、18歳の少年がそんな嘘をつく必要はないのだ。少年に「劣悪な成育環境が正常な脳の発達を阻害する」という知識があったとも思えないし、罪を逃れようとして精神異常を演ずるならもっと別の方法を取るのが「当たり前」なのである。友人への手紙の中で「環境のせいにして・・・」というくだりがあるのは弁護士からの情報をもとにしたのだろう。事件そのものも唐突に残虐な犯行を行うべき背景が存在しない。
大きなストレスがあったのなら話は別だが、このバラバラなパズルを結び付けるのは「薬による副作用」以外にはない。少年は精神科の薬、麻薬、覚醒剤、違法・脱法ドラッグ(ハーブ)などのいづれかの薬を口にし、副作用である「感情記憶の喪失」を起こした事によって犯行に至った可能性は高い。睡眠薬は精神科でなくても処方される。この副作用はたった一粒の薬で前頭葉が萎縮し一般記憶、知識は何一つ欠けることなく「感情記憶」だけが失われ半永久的に幼児や赤ん坊並みの「感情」に戻ってしまうのだ。幼い感情は理性を失い正常な知識や記憶をコントロールする事が出来なくなる。つまり「人を殺す事はいい事か悪い事か」という質問には間違いなく「悪い事」と答えることができるのだが、欲望を抑える事が出来ずそのために人を殺しても虫を殺す程度の気持ちしか持てないということになる。もちろん「甘えたかった」という心理も幼児なら当然のことである。犯行内容、供述内容、後悔・反省する感情を持たないことのすべてが少年が幼児の感情しか持っていなかったと考えればつじつまが合う。
この副作用は精神科医も専門家も誰一人認めていないし知識も持っていない。だが私の息子に間違いなく起き、すべての不可解な事件のつじつまが合う。この事件も当初は「疑い」しか持っていなかったのだが調べれば調べるほど肯定する材料しか出てこない。
何度も言うが少年を擁護したいがために主張しているのではない。犯行自体は残虐だが少年は自分のしたことの意味さえわからず後悔も反省も出来ない「幼児」でしかない。そんな少年を殺して恨みがはれるのだろうか。この事件の背景には巨大な、余りにも巨大な悪が隠れている。少年一人殺して一件落着とはならないのだ。二度とこんな悲しみを作らぬため真実が暴かれる事を願っている。
私の息子に起きたこの副作用の詳細は下記を参照してほしい http://toshio1131.web.fc2.com/