山口放火殺人事件で犯人が逮捕され事件の詳細が明らかになってきた。

要点をまとめてみよう

・男はこの集落出身であるが関東地方で働いていて20年前に親の面倒を見るために戻ってきた。

・男の評判はやさしくて面白い人と以前の職場でも悪くない。この集落に戻った当時の評判も悪くはなく、集落に溶け込もうと努力した形跡が見られる。

・男は集落で孤立し、どちらに非があるのかは定かでないがいじめのような行為を受けていた。

・10年前酒の席で刺されるという傷害事件の被害者となった。

・この事件のあたりから「安定剤」を飲んでいたとされ、様子がおかしくなったのもこの頃からだという証言がある。


この事件は1938年に起きた「津山事件」の再来だという方がいる。
津山事件とは、現在の岡山県津山市にあった全23戸の村の集落で発生した大量殺人事件です。わずか2時間ほどで30人もの村民が死亡し日本の犯罪史上前代未聞の殺戮事件(さつりくじけん)である。
犯人は友人が皆無に等しく、自宅の屋根裏に部屋を作ってほとんど外出しなかったという、現代で言う「ひきこもり」で、人付き合いをほとんどせず、「周りの村民が自分のことを悪く言っている」というような被害妄想を募らせたことが動機だったと見られている。

おそらく山口の事件も集落の中で孤立したことでストレスが募り精神的に破たんしたという結論を出されるのだろう。確かに似てはいる。しかし大きな違いは10年前までは評判も悪くなく、外部との交流もあったことである。10年前、そして父親が死んだ3年前を節目に性格が大きく変わっていることがうかがえる。
津山事件は典型的な東南アジアの風土病「アモック」の症状だ。秋葉原事件と同じく被害妄想を募らせ極度のストレスにさらさた後、錯乱状態に陥り見境なく相手を攻撃するというものである。山口の事件も状況はとてもよく似ているがそこに「精神科」が介在していることが大きな違いである。

6月末に起きた練馬小学生斬りつけ事件、7月に入って起きた札幌金属バット殺人事件、そしてこの事件、すべてが「精神科通院者」による犯行で、常軌を逸した「キチガイ」的な猟奇的犯行である。これほど同じパターンの事件が起こるのは本当に偶然なのだろうか?
30年前の新聞を調べて見れば、このような事件が年間を通しても数えるほどなのが確かめられるはずだ。ここ20年程度の間にこのような事件が急増していて特に少年の犯行が目立っている。専門家は社会の変化がストレスを増加させ精神疾患が増やしていると言っているが、そんなことで本当にこれだけ急増するものだろうか?
さらなる疑問はほとんどの事件が精神科の治療後に起きている不思議さである。犯人とされる方々が精神科に通い始めたのは発達障害、不登校、引きこもり、強迫性障害、不安障害、神経発作、うつ病などの「軽い」精神疾患で、「暴力的で危険」などという理由はほとんど見当たらない。それが精神科の治療を受けながら猟奇的殺人犯に「悪化」したというのはおかしくないか?自然に悪化することがないとは言えないだろうが、それなら精神科が介在しない類似の事件が極端に少ないのはどうしてなのか?精神科の治療が一般化しているとはいえ症状を訴えている総数の半分も通院してはいないはずだ。それなのにほとんどが通院者の犯行というのはおかしすぎるだろう。
精神科の薬によって「性格が変わる」副作用が起きることが多くの家族によって訴えられている。ネットを検索すればいくらでも出てくる。それなのに精神科医は「そういう副作用は存在しない」と言い切っている。NHK「クローズアップ現代」フジテレビ「とくダネ」などでも紹介された症例があるのに、である。
性格が変わる副作用があるか、ないか?どちらかが嘘をついていることになる。たいていの場合被害者の言う方が正しい。家族の病気が悪化した恨みを精神科医に向けている、という解釈もできないわけではないが、一様に「薬を飲んで」それまでと異なる症状が突然起きたといっているのだから話が違う。薬を飲んで起きたことは普通「副作用」と呼ぶものである。精神科医は責任を追及されたくないし、自分たちの過ちを認めたくないから薬の添付文書にも記載されている副作用を「存在しない」など「真っ赤な嘘」を平気でつくのである。
NHKやフジテレビの番組ではこの副作用がどうして起きるのかについては詳しく触れていない。一部の専門家が脳内化学物質の異常による可能性を指摘しているにとどまっているがよく考えればつじつまが合わない。長い間この副作用はなぜ起きるのか何が起きるのかを説明できる人間は皆無だった。
私の息子は12歳の時ストレスから神経発作を起こすようになり「抗不安薬」を処方され薬を飲んだとたん「わがまま」で「性格の悪い」「別人」になった。さらに別の「抗不安薬」によって錯乱を起こし、その結果「感情」だけが半永久的に「赤ん坊」にリセットされる「退行」を起こした。知識記憶に何の問題も無く「感情」だけが赤ん坊になるという信じがたい症状がどれほどおぞましく恐ろしい状況を作り出すかは下記を参照してほしい。
toshio1131.web.fc2.com
私は何が起きるのか、どのように回復していくのかを3年間記録した。その結果、前頭葉が薬によって萎縮し、脳細胞が破壊されることによって症状が起きることを突き止めた。これによって性格が変わる副作用、精神科が関係するすべての「不可解」な凶悪事件を明確に説明することが可能となり、すべてのつじつまが合うことが確認された。精神科の薬は人為的に「アモック」を引き起こすのである。
山口の事件では10年ほど前「安定剤」を飲み始めたころから犯人の様子がおかしくなっている。安定剤というのはほとんどの場合「抗不安薬」のことである。犯人は副作用によって「感情」だけが幼児化し正常な知識記憶をコントロールすることができなくなった。やさしくおとなしい性格がまるで子供のようにわがままで自己中心的になり、攻撃的で暴力的なものに変わって行くのである。暴力的で怒りを抑えられないから精神科に行ったのではない。さらに3年前父親が死んだあたりから精神的な不安定さが増して薬が増えたことが考えられ症状が悪化したのだろう。

犯行時の記憶もあり、動機ももちろん説明できる。知識記憶は正常なのだから一見しておかしなところなど見当たらない。発作的犯行ではあっても心神耗弱は認められず責任能力は十分あるとされ極刑判決が下されるのは間違いないだろう。

精神科に行かなければこの事件は起きなかった。それが津山事件との違いである。お疑いの方は私が言っている一つ一つの事を検証してみるといい。NHKクローズアップ現代「うつ治療常識が変わる」はユーチューブで視聴できる。番組の中での精神科医のコメントと私の言っていることのどちらがつじつまが合っているかはすぐにお判りになるだろう。


どうも世界中で初めての理論らしい。素人が言い出したそんなことを信じていただくのは難しいのは当然だろう。「知識記憶に何の問題も無く感情だけが半永久的に幼児化する」そういうことが起きる事実は目の前で見なければ信じることができない「常識を超えた」ものである。感情の記憶が知識記憶とは関連しない「全く別のもの」であることは脳科学的には常識でも精神科医にも専門家にも発想できない、「素人」である被害者の家族にしか訴えることができない事実なのだ。