奈良で起きた小2女児殺人未遂事件。同級生の母親が包丁で刺すというショッキングな事件に「なぜ?」というコメントが相次いでいる。

この事件がなぜ起きたのか説明できる人間は世界中で私一人だけだ。女児に恨みがあったわけでも明確な殺意があったわけでもない。まともな「動機」など見つけようとしても無駄である。母親の見ている世界はこの世のものではないからだ。

母親は「統合失調症」を起こしている。ものごとを正しく見て判断する回路が欠落している。妄想や幻聴と言ったこの世のものではない意識に突き動かされて犯行を行ったに過ぎず、もはや「人間」ではない。そんなことはない、話もできるし女児が誰なのかも知っている、と言うだろうが人間の「理性、良心、人格」というような「感情」はそういうものとは全く別のもので、その部分だけが欠落してしまうのが「統合失調症」なのだ。

なぜそんなことが起きるのか?それは「抗不安作用」という不思議な脳の仕組みが不具合を起こすことによる。人間の感情を構成しているシナプス回路(フラッシュメモリーのようなものを想像するといいだろう)には重要な回路を残し、不要なものは整理していく機能がある。この働きが過剰に起き必要なものまで削除されてしまうという現象が「統合失調症」という病気である。この現象は理性、良心、人格、社会性、愛情というような「感情」を司る前頭葉に限定して起きる。統合失調症患者には通常記憶や知識の欠落は見られない。人格といういわばOSにエラーが起きることによって記憶や知識を正しく読み込むことができない状態がこの病気である。この病気がなぜ起きるのか?ご存知のように「ストレス」がその主因とされる。ストレス時に分泌されるストレスホルモンがGABAという沈静性情報伝達物質の過剰分泌を促し、GABAが「シナプスの刈込」という現象によって統合失調症を引き起こすことを東大大学院医学系研究科が解明している。GABA1GABA2

































実はこのGABAはストレスだけでなく睡眠薬・抗不安薬(安定剤)・抗うつ薬など精神科の薬によっても過剰分泌されることがわかっている。つまり、精神科の薬は「統合失調症を促進する」ということなのだ。「バカげている」と言う方が多いだろうが精神科の薬が実はストレスホルモンと同じものに過ぎないことが明らかになっている。同じものを足せば悪化するのは「当たり前」ということにすぎない。

もちろんストレスのある方全員が統合失調症になるわけではないように誰にでも起きるわけではない。GABAの分解などに関わる遺伝子に異常のある「ストレスに弱い遺伝特性」を持つ方に多発し、さらに思春期・産前産後に多発する。ストレスに弱い遺伝特性はモンゴロイド、スラブ人、アボリジニに特異的に多く存在し、日本人には白人(コーカソイド)に比べ数十倍から数百倍多く存在する。

この母親の発症原因がストレスなのか薬なのかはわからないがいずれにしても病気であってそれを防ぎ治す方法を考えて行かなければ次の事件は防げない。6日に愛知で起きた母親が2歳児に睡眠薬を飲ませた事件も睡眠薬が引き起こした事件に他ならない。精神科医よもう少し真面目に仕事をすべきではないか?いつまでもこんな素人に説明させるな。

詳細は下記を参照してほしい。

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