ピック病が「退行」と同じ症状を示すという謎



2004年12月、当時47歳の女性がさいたま市内の量販店4店舗で計7件の放火や放火未遂を繰り返し、このうちドン・キホーテ浦和花月店が全焼し従業員3人が死亡した事件。

事件前の11月強盗容疑で逮捕されたが、精神疾患での通院歴があり簡易精神鑑定で「刑事責任能力がない」との結果が出て処分保留で釈放されている。

弁護側は「被告は犯行当時、(認知症の一種で人格変化や異常行動を特徴とする)ピック病だった可能性が強く責任能力が無いとして争ったが無期懲役が確定した。

女性は離婚した元夫の家に強引に同居していた。工場勤務や看護師の経験があり高校生と中学生の子どもがいる。会えばあいさつをする普通の人で住人とのトラブルも聞いたことがないという証言がある一方鉢植えの花をたくさん買い無料で配ろうとしたりするような奇行も見られた。

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子どももいる47歳の女性の犯罪にしては余りにも幼稚で短絡的なこの事件、強盗事件と同じように精神疾患による心神耗弱とされても不思議ではないがなぜ認められなかったのか?工場勤務や看護師をしていた彼女が以前からこのような性格だったとは考えられないし、精神科に通う以前の前科も無い。

犯行自体は覚えていない、わからないと供述しているが取調べに際して極端に異常なものが感じられなかったからなのだろう、「まるで子どものようだ」という点を除いては。

ピック病というのは脳細胞が消滅する原因不明病気なのだそうだが人格変化や異常行動を特徴とするその症状は「退行」と酷似している。私の友人もピック病と診断を受け認知症老人施設に入れられたが精神科の治療を受けた後のことである。その症状は「感情が幼児化した」という言葉がぴったり当てはまる。これは何を意味しているのだろうか?ずっと一人で介護していた認知症の両親が相次いで亡くなり、身寄りのない一人の寂しさから心を病み餓し死寸前の所を発見された。余命も短いと言われたが身体的には回復の方向にある。ピック病ではなく精神科薬による副作用「退行」と考えた方がつじつまがあう。もちろん私の言う事など信じてもらえないだろうし何の責任も取れないからどうすることもできないが。
女性は精神科の薬によって同じ知識と記憶を持った幼児にさせられたのだ。おそらく異常なわがままと理解不能で短絡的な行動が原因で離婚することになったのか、離婚が原因でうつの症状が出て精神科に行ったのだろう。
動機があやふやで短絡的、取調時には「子どもじみている」点を除いては大きな違和感はない。そんなことを起こすような人ではなかった・・・。感情の幼児化による犯罪の特徴が揃っている。もちろんこれまでの副作用の考え方やアクチベーションシンドロームでは説明することは不可能である。幼児化によって善悪の判断が出来なくなり、負の記憶や短絡的な感情の暴走を止める事ができなくなってしまったのだ。
三人の若い従業員を焼死させたこの大きな事件が間違いなく精神科薬による副作用前頭葉の萎縮による感情記憶の喪失によるものであったことを知る者はいない。彼女一人の責任にされ製薬会社も精神科医も全く責任を追及される事は無い。

息子に起きた詳細な記録と考察は下記を参照してほしい。

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