静岡県藤枝市で18歳の少年が小学4年生の頭を切りつけるという事件が起きた。「小学生の時にいじめられた復讐だった」と供述しているという。

18歳が小学校の時の復讐で見ず知らずの小学生を襲うなんてふざけるな!」と多くの方は思うだろうが、この病気の正体がわかればこの供述が「本当」であることがよくわかる。池田小事件の犯人が小学校を襲ったこと、西鉄バスジャック事件の犯人が本当は中学校を襲うつもりだったこと、新潟の事件をはじめ同様の事件の犠牲者に小学生や幼児が多いことは偶然などではない。

この少年は反社会性人格障害「サイコパス」である。この症状が前頭葉の萎縮によってもたらされることが多くの専門家によって解明されている。

サイコパス















この症状はDSMの基準は満たさないものの「前頭葉の萎縮・機能低下によって引き起こされる症候群」という先進的な考え方に照らせば「統合失調症」の範疇である。この病気が「シナプスの刈込」という現象が過剰に起きることで発症することが最先端研究によって明らかになっている。

脳は脳細胞とそれを結ぶシナプスという複雑な回路によって構成されている。これはパソコンの半導体と回路のようなものでこの構成によって私たちはものごとを考え行動することができる。赤ん坊の時のシナプスはわずかで成長に伴い幾重にも重なる複雑なネットワークが構成されていく。

前頭葉はパソコンに例えるとOSに当たる重要な役目があり、理性・良心・人格・社会性・愛情など人間が人間として存在するための感情を司り、本能や欲望を制御する。

「シナプスの過剰な刈込」が起きるとそれまでに構成されてきたネットワークが半永久的に「消滅」する。これがどういうことか図で説明しよう。

シナプスの形成


















成長とともに構成されたネットワークが消えると・・・「最初の状態に戻る」ということになる。おわかりだろうか?彼らの前頭葉は「小学生・幼児・赤ん坊」にリセットされているということなのだ。小学生が理解できるのは「小学校でいじめられた記憶」でしかないということ、小学生が好きになるのは「小学生」でしかない、という当たり前のことなのだ。幼児性愛は「大人の女性に相手にされない不満を小学生で満たそうとしている心理状態」と精神科医や心理学者は発言してきたが、それは「とんでもない勘違い」にすぎかったということだ。

サイコパスや統合失調症の患者は前頭葉の萎縮と共に赤ん坊や爬虫類に近い特徴を持つ脳波が計測されることが何よりの証拠である。ほとんどの精神病が前頭葉・側頭葉の幼児化によって説明できる。

シナプスの刈込を引き起こす原因物質がGABAという鎮静性情報伝達物質であることを東大大学院の研究チームが解明している。この現象にはストレス後に起きる「抗不安作用」という不思議な脳の仕組みが関係し、日本人に多い「ストレスに弱い遺伝特性」を持つ人に多発する事実を私は世界で初めて解明した。思春期に起きやすいことはすでに解明されている事実である。

GABA1GABA2






























抗不安作用が「実は不安で構成されている」理性や良心を奪い、やっと理解できる「小学校でいじめられた復讐」を実行させるのだ。

GABAの過剰分泌を引き起こし抗不安作用を誘発する睡眠薬、抗不安薬、抗うつ薬など精神科の薬は当然この病気の発症を促進する。このような事件の犯人のほとんどが精神科通院者なのは「当たり前」なのだ。「精神科に通うような人間だから事件を起こしたのではなく、精神科に薬によって悪化し事件を起こした」というのが真実である。新潟、新幹線、そして今回の事件と青年期の犯人による事件が相次いでいる。自然発生することを否定するつもりはないが私が調べた限り精神科の薬が関係していない事例は極めて少ない。この3件がすべて自然発生である確率はまずありえない。精神科の薬は何の罪もない人を殺人犯に養成し、何の罪もない命を奪い去る。こんな医療が許されてはならない。

わかってみればこれほど簡単なことを精神科医はどうして気付こうとしなかったのか?頭が悪いのかそれとも金もうけしか頭にないのか?そろそろ真実を認めて次の事件を防ごうではありませんか?次の事件の犠牲者はあなたのお子さんかもしれないのですよ!

詳細は下記をご参照ください。

https://toshioy001.wixsite.com/tougou