インフルエンザ脳症のメカニズム


子どもを中心にインフルエンザによって高熱が出ると脳に障害が起きることがありインフルエンザ脳症と呼ばれている。高熱が出ると危険だから解熱剤を使うよう小児科医は指示することが多い。

ところが解熱剤が同じ症状を引き起こすという事実があり、むやみに熱を下げることはよくないとする専門家も多い。さらにタミフルやリレンザといった抗ウィルス薬が引き起こす異常行動もおなじ「脳症」によるものと考える方も多い。

インフルエンザ脳症が起きるメカニズムを解明した専門家はいない。インフルエンザの高熱と解熱剤・抗ウィルス薬が同じ症状を起こすというのはいったいどういうことなのだろうか?

私も誤解していたのだから多くの方も誤解されていることと思うが、インフルエンザ脳症はウィルスが脳を冒すわけではなく熱が脳細胞を破壊するわけでもない。「脳炎」と表現されることもあるが「炎症」は起きていない。

高い熱が出ると起きるから「熱が原因」「熱を下げればよい」という誤解が生まれているのだがこれは「間違い」である。

この症状が実は「統合失調症」だと指摘する専門家がいる。なぜなら症状がほとんど同じものだからだ。

統合失調症は「ストレス」によって前頭葉が破壊され幻聴、幻覚などをはじめ人格障害、認知障害などが起きる、以前は「精神分裂病」とも呼ばれた「キチガイ病」である。差別用語と言われているが一般の方の認識はそんなものなのであえて使わせていただく。インフルエンザ脳症の家族の方は「うちの子はキチガイなんかじゃない」と反論されるだろう。しかし、多くの方の統合失調症の認識は間違っていて、症状が全く同じものであることがよく調べればわかるはずだ。

問題はなぜインフルエンザによる発熱が統合失調症を引き起こすかということだ。統合失調症が発症するメカニズムは「まだよくわかっていない」段階でしかないが、私は独自にそれを突き止めた。ストレスによって過剰分泌される情報伝達物質は「麻酔薬」「麻薬」「覚醒剤」に当たるものでこれらの分解によって「睡眠薬」が作られる。これはストレスから生命を守ろうとする生物的な「ストレス適応システム」である。

もちろん一般的な方においてはこれが一時的なもので大きな問題は起きないのだが、日本人多く存在する「ストレスに弱い遺伝特性」を持った方、子ども、思春期においては前頭葉神経細胞の重要器官であるNMDA受容体の機能低下を引き起こし神経細胞のアポトーシス(自殺現象)を引き起こしてしまう。結果、「人格、社会性、愛情、理性、自己認識」を司る、いわばOSとも考えられる前頭葉神経細胞が壊死し、前頭葉が「萎縮」することによって統合失調症が発症するのだ。この現象は前頭葉にだけ起き記憶や知識は破壊されない。素人の言うことを信じていただくのは難しいだろうがこれほどつじつまの合った説明ができた方はこれまで誰もいなかったことは「事実」である。また、先進的な精神科医が「否定できない」「精神科医療の流れを変える可能性」とコメントしていることも申し添えておこう。

統合失調症のメカニズムがわかってしまえばインフルエンザ脳症の説明はとても簡単だ。発熱はウィルスを追い出すための抗体反応によって起きる。ウィルスが熱に弱いことと抗体を作り出すために高温が必要という理由によるらしい。この時に全エネルギーを抗体反応に集中させるために身体的動きを抑制しようとして「睡眠薬」が過剰分泌される。熱が出ると意識が朦朧とし眠くなるのはそのためだ。一般の方にとってはこの「睡眠薬」は眠るだけで問題にならないのだが「ストレスに弱い遺伝特性を持つ人」「子ども~思春期の人」にとっては「劇薬」となって「統合失調症」を引き起こすのだ。これは「アルコール」が子どもや思春期の脳を破壊してしまうという事実と同じことなのだ。なぜ未成年や妊婦がアルコールを摂取してはいけないのか、よく考えてみればわかることだ。

インフルエンザ脳症は先進国中日本だけで多発している。その理由は日本人には「ストレスに弱い遺伝特性」を持つ人が飛びぬけて多いからだ。自殺率が先進国中解熱剤にはトップという理由もそこにある。
解熱剤には「睡眠薬」の成分が含まれている。同じことが起きるのは「当たり前」である。ただし、「抗ウィルス薬」には睡眠薬成分は含まれていないとされる。抗ウィルス薬が同じ現象を起こすメカニズムは現時点ではよくわからないのだが仮説として次のようなものが挙げられる。

1.     麻酔薬や覚醒剤成分が含まれる

麻酔薬や覚醒剤成分も統合失調症を起こすことが知られている。最終的には睡眠薬成分に変化すると考えられる。似た成分が含まれる可能性がある。

2.     睡眠薬成分の分解が阻害される。

睡眠薬成分が分解され無害化されていく能力が低い特性をストレスに弱い遺伝特性や子どもは持っている。低くても存在するこの過程が阻害されることによって過剰分があふれてしまうという現象が起きるのではないか?

3.     フィードバック寸断

ウィルスの侵入をとらえて発熱や睡眠の指令を出すシステムは、状態を監視して分泌量を調整したり、ウィルスが退治されたことを感知してスットプすることになるのだが、薬によってエラーが起き睡眠薬を出す指令が加速されてしまうのではないか?


この謎を解くためにさらに研究を進めて行きたい。

詳細は下記を参照してほしい。


 

https://toshioy001.wixsite.com/tougou