和歌山紀の川市で起きた小学生殺害事件の犯人が捕まった。

事件が起きた時から私が予想した通りの犯人像、背景がそこには存在している。小学生を殺す動機は無いに等しく、自宅からわずか70mの場所での犯行は22歳の男が起こす事件としてはあまりにもずさんすぎる。

おとなしく穏やかな子で礼儀正しかったという幼少時代。高校時代に留年、退学し引きこもりになったという思春期。思春期を境に大きく性格が変わったことが明確であり、この事件が統合号失調症によるもの、本人に責任など存在しないことを明言できるまともな精神科医が存在しないことが悲しい。

脳の精密検査をすれば脳波の異常、前頭葉の萎縮・活動異常が観測されるのだがそれが行われることはなく、いい加減な精神鑑定によって凶悪犯罪者にされていく。すべてはストレスが何を起こすのかを解明できていない(学術的にはすでに解明されていると言っていい)精神科医の怠慢のせいだ。「うまくいかない人生を他人のせいにして悪意を募らせた」というような誰にでも解るコメントを出している暇があったら真実を探れ。

統合失調症の診断基準は満たさないがストレスがこのような症状を起こすこと自体は知られている。不幸な生い立ちや劣悪な生育環境が歪んだ性格を作り出すことは誰でも知っている。それが犯罪の言い訳になるのか?という方も多いだろうが、本人にはどうしようもない脳の損傷が起きていることをこれまで誰も解明できなかった。

専門家はこのような犯罪を反社会性犯罪と呼び犯人を反社会性人格障害と呼ぶ。すでに思春期から青年期にかけて多発すること、前頭葉に萎縮・異常が起き、脳波の異常が観測されることが解っていて、すべてが統合失調症の特徴と一致することはバカでも解るのにこのような犯罪が統合失調症とされることは少ない。もちろん「診断基準を満たさない」という理由があるから仕方ないのだが「まともではない」人間を刑罰に処したところでこのような犯罪が減ることはない。

ストレスは日本人に多い「ストレスに弱い遺伝特性」を持つ人の前頭葉を萎縮させる。これはストレス時に過剰分泌される自前の麻薬や覚せい剤を分解できないことによってNMDA受容体の機能が低下し前頭葉神経細胞のアポトーシス(自殺現象)が起きる「前頭葉の脳梗塞」である。前頭葉は感情(人格、理性、人間性、愛情)を司る極めて重要な部位である。この部位が脳梗塞を起こすことによって知識や記憶は何一つ損傷がないまま「感情」だけが幼児や赤ん坊、あるいは胎児の状態に半永久にリセットされてしまうことによって起きるのが後天的な「統合失調症」である。この症状は程度差があり軽いものは「性格が変わった」という程度にしか認識されない。この現象は本人にはどうすることもできない「病気」でしかなく、この犯人は22歳の記憶と知識を持った赤ん坊でしかないのだ。これはすでに科学的に立証されている。

この病気は日本人なら誰に起きても不思議ではない。「ストレスがあったからといってこんなことをしていいのか!」という司会者や家族にさえいつ訪れてもおかしくないことなのだ。思春期は特に発症率が高まり「ストレスに弱い遺伝特性」を持っていない人でも発症することがある。自然にももちろん発生するが、精神科が処方する睡眠薬・抗不安薬、抗うつ薬は症状を急激に発症悪化させる。統合失調症の原因が自前の麻薬・覚せい剤による中毒だということを突き止められなかった精神科医の責任である。

動機などいくら追及しても解るはずがなく、本人にさえ解らない。退化した感情が妄想を制御できなくなって起きた事件でしかない。真実が解明されれば次の事件を防げる可能性がある。

詳細は下記のホームページを参照してほしい
http://toshioy001.wix.com/tougou