脱抑という副作用

ホームページを見ていただいた方からメールをいただいた。

60歳の方で50歳頃からうつ病を発症し奥さんは統合失調症で夫婦で精神科に通っていたが一向に良くならないどころか悪化の一途をたどった。

ご主人はあろうことか出会い系サイトにのめり込み詐欺に引っ掛かり5000万という大金を失ったのだという。そのことが精神科と何の関係があるの?と疑問に感じる方も多いとは思う。単にそういう性癖の人だったのではないか、とも思われるだろうがそれまでにもちろんそういう経歴は無く、退職金か貯金かわからないが自分で貯めたお金を使い果たすまでのめり込むことがあり得るだろうか?うつ病の影響、奥さんの病気のストレスなどと言われてしまうのだろうがそれはおかしすぎる。

製薬会社は正式に認めていないが精神科薬の副作用に「脱抑作用」があることが多数報告されている。理性が失われ食欲、物欲、性欲などの欲望を抑えることができなくなってしまうというのだ。この男性の症状はまさにこれではないか。

この副作用は一時的なものではなく薬をやめても回復まで長い時間がかかる例があることも報告されている。もちろん自分の意思でしていることは間違いないから本人は副作用であることに気が付くことはない。周囲の人間はまるで別人のような行動にただ驚くのだが「性格が変わった」という言葉以外に表現できるものがない。

この副作用は「前頭葉」が萎縮することによって脳細胞が死滅、あるいは神経細胞ネットワークの寸断が起き、感情記憶が喪失することによって知識記憶はそのまま「感情」だけが半永久的に幼児化することが原因だと私は考えている。

私の息子に同じ副作用が起きた。目の前で起きなければ信じることの出来ないその症状と3年闘ってきた。その詳細な記録からすべての答えが導き出された。

信じがたいその副作用の記録は下記を参照してほしい。

toshio1131.web.fc2.com

この男性は5000万円を精神科医に奪われた。そのことを証明する手立ては無いに等しいからから泣き寝入りする以外に方法はない。私の息子の失われた3年間を取り戻すすべもない。男性は幸か不幸か病院に通うお金も無くなり断薬状態となったが何も起きずにかえって回復し最低限の生活はおくれているのだという。

こんな症例があふれている。