大阪ミナミで起きた通り魔事件、馬乗りになってメッタ刺しにする様は20065月に千葉県習志野市で22歳の次男が両親を包丁で刺し殺した事件を彷彿させる。家の外に逃げ出した両親を追いかけメッタ刺しにして殺害し、平然としばらく歩き回りジュースを飲んだりしたあと胸を刺して自殺した。精神科に通っていたということから精神的に不安定で何らかのトラブルがあったとされ幕が引かれた。

両親を馬乗りになってメッタ刺しにする狂気、息絶えたことを見届けて平然とあたりを歩き回りジュースを飲む狂気は尋常のものではない。普通の人間が両親を殺して平然としていられるはずがない。だから自殺したんだろう、といわれるだろうが自責の念を抱えて死んだ様子は窺えない。異常性格者、サイコパス・・・そう理解するしかない状況ではあるがそれが生来のものだったのだろうかという疑問が沸いてくる。

 大学に入学したものの精神的に不安定になったという理由で休学し一度は復学したものの通うことはなく退学している。「精神的に不安定」というのは対人的ストレスによってのうつ病か恐怖症のたぐいであって人を馬乗りになってメッタ刺しにする異常性格を指してはいないのが普通である。何とかしようとして精神科に連れて行き薬を処方され、別人のように性格が変わり事件を起こすのだ。半年前まで大学に通っていた人間が両親を殺しうろたえることもなく平然とジュースを飲んでいるなどということはありえない。

 一時的な症状であったのか否かは次男が自殺した今は追求しようがないが、この状況設定は寝屋川事件などと類似点が多い。この次男も薬によって前頭葉が萎縮し感情記憶が喪失し「感情」だけが幼児化したのだと思われる。幼児化した感情が彼の生活を注意する両親を許すことができなくなったのだろう。やってしまった事の重大さに気づき自責の念から自殺したとは状況的に考えにくい。「こういう状況では自殺するしかない」という「知識」に従っただけのことだろう。事の重大さを認識する事も反省する事もできない幼児にしかすぎなかったのだ。両親が実の息子に殺され、自身も22歳で自殺するという悲惨な事件は精神科の薬を飲まなければけして起こることはなかった。確かに事件を起こしたのは彼に間違いないが「同じ記憶を持った別人」「大人の知識を持った幼児」に責任能力があると言えるのだろうか。



精神科医も専門家も誰も知らない私の息子に起きたこの副作用の詳細は下記を参照してほしい

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