精神科の関係する凶悪事件の犯人は高校生や成人のように見えても赤ん坊か幼児でしかない。赤ん坊や幼児をあなたは死刑にできるだろうか。

精神科の関係する不可解な凶悪事件を調べて行くうちに、これまで可能性を指摘されていた抗うつ薬の副作用「せん妄」「攻撃性」が当てはまらないものがほとんどである事がわかってきた。根本的な原因は「退行」だったのだ。直接の副作用で起きるのは家庭内暴力程度までであって第三者を標的とした凶悪事件は起きない。抗うつ薬に関しては退行が起きた上で直接の副作用が加わる可能性が高い。誰も知らないこの副作用が凶悪事件を起こしていた。精神科医も専門家も知らず、副作用を疑う方々さえも考え方を間違っていた。裁判で可能性さえ指摘されないのは当然の結果なのだ。

凶悪事件の犯人は高校生や成人のように見えても赤ん坊か幼児なのである。確かに大人の体と記憶が引き起こす犯罪は重大なものである事は間違いないが、赤ん坊や幼児がした事を凶悪だ、死刑だとあなたは言えるだろうか。息子が三年の間にした事をもって、どうしようもない悪い子だとあなたは言えるだろうか。今は暴力もふるうこともなく、猫と一緒にベッドで眠り、気が向いた時だけではあるがお手伝いもしてくれる高校生である。三年の間にしたことで悪い子だと言われたり、犯罪者と呼ばれ処刑されたり、服役しなければならないというのはあまりにも理不尽である。

よく考えてほしい。本当に凶悪なものを持ち合わせた人間が精神科に行って薬を飲むだろうか。ほとんどがうつ病、恐怖症、不眠、不安障害、発達障害、不登校などで精神科を受診したにすぎず、殺人衝動が止められずに病院に行った人間はまずいない。それがなぜ精神科の治療を受けながら凶悪犯罪の犯人になってしまうのだろう。本来彼らに何の罪もないことはこの事だけでも十分証明されるのではないだろうか。

少年の場合は刑法が適用される事はなく矯正教育の対象となるからまだ救われるが、成人はせいぜい心神耗弱で減軽される可能性がある程度だ。成人であっても感情は幼児でしかないのだから本来は少年法が適用されなければならないと私は思う。

多くの方は自分の感情というものが絶対なものであって、変わっていく自分に気がつかないなどということはあり得ないと思っている。全てのものごとは「考えていたこと」まで正確に記憶している中で、それまでとは全く違った性格になったことに気がつかないなどということはあり得ないと思っているだろう。残念ながらそれは無知な思い込みに過ぎない。脳の構造と働きを冷静に、科学的に分析すれば当然起こりうることなのだ。脳梗塞がそれを起こすのだから間違いない。人は退行に限らず感情の変化をその時点ではけして認識することができない。

 私たちは脳の不思議さを何もわかっていない。普通に成長し普通に生活している分にはその不思議さを考える必要もなく、その理解を超えたものを異常者として排除することしか考えない。

 凶悪事件の犯人を擁護するような発言をすると抗議が殺到する国柄であることはわかっている。確かに犠牲になった方の気持ちは犯人を自分で殺しても足りないくらいのものだろう。しかし薬で犯罪者にされただけの小心者を処刑しても悲しみの連鎖は止められない。凶悪事件を無くしたいなら、同じ悲しみを味わう人を一人でも少なくしたいのなら、真犯人である製薬会社と精神科医を訴えなければならないことをわかっていただきたい。どれだけの人が被害者として、加害者として犠牲になっているかを考える時、何一つ罪を問われることの無い両者への怒りを私は止められない。これは製薬会社と精神科医によって仕組まれた誰にも気づかれず、何の証拠も残すことなく人の心を操る事によって引き起こされる「完全犯罪」である。

刑務所に入ろうが死刑になろうがどうでもいいような、社会に迎合できないから精神科に行く、「普通」に生活している方にとっては必要のない「屑」のような人間なのかもしれない。しかしそれでも愛してやまない家族がいる事を忘れないでほしい。自分の家族が薬で犯罪者にされたらあなたは平気でいられるだろうか。

精神科の薬さえ飲まなければこれらの犯罪はけして起きる事は無かった。それまでの人生を奪われた上、通常の意識の遥か彼方で起こしてしまった事件で人とは思えぬ扱いをされ、罪を背負わされ死刑にされたり、一生を刑務所で過ごさなければならない彼らの人生はあまりにも不条理に満ちている。

もちろん私たち家族のように、事件には至らなくても、苦しみ傷つき、悲しみの内に長い時間を過ごさなければならない方はもっとたくさんいるに違いない。病名すら診断されず副作用であることも認められぬまま、中には一家心中や自殺、家族崩壊などに至っているケースが少なからずあるはずだと思う。私達家族は何度もあったその危機を運良く乗り越えて来たにすぎない。

息子に起きたこの副作用の詳細な記録と考察は下記を参照してほしい。

http://toshio1131.web.fc2.com/