感情の幼児化によって負の性格と負の記憶がコントロールを失って暴走する。

 百
歩譲って感情が幼児に戻ってしまうことがあると認めても、幼児になる事がなぜ凶悪犯罪と結び付くのかと疑問に思う方も少なくないだろう。単純に考えれば「子どもになる」ことはそんなに大きな問題にならないのではとも思うだろう。

 記憶や知識そして体も一緒に幼児になってしまうのなら問題ないのだが「感情」だけが幼児化するということはとても難しい問題を引き起こすことになる。

・義務感がなくなるということ

学生なら学校に行く、勉強するということ、大人なら会社に行って働く事、家事をこなす事、子どもを育てること、それどころか着替えをする事、お風呂に入る事、歯磨きをすること・・・そういった生活のための義務の理由が全くなくなってしまう。自分の将来の事など何も考えられなくなるし、家族のために頑張ろうという気持ちなどわずかもなくなってしまう。すべては自分の欲望と欲求のままにしか行動できなくなる。

・欲望と欲求

食べたいものを食べたいだけ食べる、欲しいものを欲しいだけ買う・・・12歳ならそれでもゲーム程度で済むが大人だったら「欲しいもの」の欲求は果てしない。車、時計、宝石、家・・・収入に応じてがまんするという考え方が出来なくなる。家族のために買ってあげたいというな気持ちではなくただ自分の欲求を満たすためだけに手当たり次第に買いあさる。お金が無くなれば物や金を盗んででも手に入れようとする。

・手に負えない性欲

物欲はまだしも手に負えなくなるのが「性欲」である。体も知識も一人前だがコントロールするのは幼児でしかない。その結果はとてつもなくおぞましいものを生み出す。いたずら目的での幼児誘拐殺人などの性犯罪などが起きる可能性も高まり、母親に対する幼児としての甘えと性欲が合体してしまえば恐ろしい結果を生む。

・負の記憶

感情は幼児化するが「考えたこと」「思い描いたこと」は一般記憶として残っている。誰かに憎しみを抱き「殺してやりたい」と思った記憶は憎しみが消えても残っている。あるいは映画やゲームのシーンと重ねて自分が悪い奴らを殺すシーンを思い描いたということが残っている。そういった「負の記憶」が妄想と現実の区別がつかない幼児の感情によって現実化されてしまうのだ。また潜在意識の中にいじめられた、疎外されたというような「負の感情」が存在する可能性もある。



 以上のようなことに加え薬の直接の影響で不安感や焦燥感が増したり、攻撃性が強まれば凶悪犯罪に繋がるのは道理である。良い事、悪い事の知識が無いわけではない、人を殺す事が悪い事だという知識はあっても自分がそれをしない理由にはならない。無論事件を起こせば死刑を含めた刑があることも人生が終わってしまう事も知ってはいても自分んのこととして考える事はできない。

 幼児化によって凶悪犯罪者になるのは発症前に負の記憶を持っていた一部の人間ということになるが、それは特別な事ではなく上司に理不尽な注意を受けたら「いつか殺してやる」と心の中でつぶやくようなものでしかない。心の中で何を考えていても罪にはならないが、それが現実化した時に社会は「幼児のした事」として大目に見てくれる事はない。

 詳しくは下記を参照してほしい。
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