酒鬼薔薇は抗不安薬が作り上げたモンスターだ


1997年に中学三年生の少年が下級生を殺し首を学校の校門に置いたという日本を震撼させた少年事件の代表格だ。

事件が起きた当時は事件にも薬の副作用にも興味は無かったから、センセーショナルに報道するマスコミとわかったような話をする「専門家」のコメントを違和感を持ちながら眺めていた記憶しかない。

息子の件があってからさまざまな不可解な事件の資料を集めたが、この事件はどうにもおかしい、いやおかしすぎる。どう考えても中学三年生がサイコサスペンス映画のような猟奇的な殺人鬼になるはずがない。

育った環境とか、親の躾とか、社会のせい、学校のせい、孤立していたとか、もっともらしい理屈を並べてもどうにも成り立たない。精神障害を疑ってみても統合失調症、アスペルガー、自閉症などはどれも当てはまらない。一番大きな原因といわれている親の行きすぎた躾という原因も、母親の手記を読む限り日本中を震撼させるほどの殺人鬼を育てる原因は見当たらない。食事を与えないとか熱湯を浴びせるとかタバコの火を押し付けるとかいう虐待をしたわけでもない。「反省が無い」とか「ふざけてる」「この親にしてこの子」とか手記に対しては批判が相次いだが、母親はおそらく親の半分が犯すような、私と同じような「間違い」をしたにすぎない。匿名で個人批判を連ねる輩よりはるかにまともな人間だと私は思えてならない。子どもに対して謝らなければならないことはあっても世間に対して謝罪する必要があるような罪は犯していない。思春期に親に反抗して非行に走ったとしても「酒鬼薔薇」になる必然性は何もない。けして優良な性格ではなく動物虐待などの素質があったとしてもそれが猟奇的殺人に直接繋がるとは思えない。

ではなぜ少年は猟奇的殺人鬼になったのか?少年の行動、言動は感情が幼児化した症状だと考えるとつじつまが合うと息子を三年間見てきた私には思えた。
小学校三年の時に父親に強く叱られた少年はわけのわからない事をつぶやき異常な精神状態に陥った。どうも統合失調症の初期症状(統合失調症の範囲は広いので注意!)とも思える息子と似た症状のようだ。心配した両親は精神科に連れて行っている。「お母さんの構いすぎでしょう」と言われた程度らしいがこの時に「抗不安薬」の処方がなかったかどうかが重要な点だ。手記には「行った」という以上の記述はない。かなり前のことであるし薬を飲んだとしても大した薬だとも思っていないだろうし関連があるとも考えないだろうから仕方が無いが、もしこの時点で抗不安薬を一粒でも飲んでいればその後の異常行動のつじつまが合うことになる。はっきり言って精神科医が「ただで返す」わけがない。
自然に統合失調症が悪化する可能性がないわけではない。しかし「抗不安薬」は100%統合失調症を「悪化させる」のだ。添付文書にかいてあるのだから間違いない。統合失調症の患者に抗不安薬、抗うつ薬は厳禁なのだ。
薬を飲んだ時点で前頭葉が萎縮し、一般記憶や知識はそのままに「感情」だけが「半永久的に」幼児化する。わがままで言う事を聞かなくなり、抑制の効かない状態となるが、異常な状況下でもあり家族は「性格が変わった」というような認識しか持てない可能性も高い。年齢並みの感情は持てないから学校や家庭でいじめ、疎外、叱責の対象となっていく。一度幼児に戻った感情は再成長して行くが、その過程では両親の愛情が不可欠となるが三年生にもなって幼児のような甘えはこの症状が理解されない限り許されることはない。愛情不足と疎外などの負の感情が発症前の「負の記憶」とあいまっておぞましい性格異常をつくりあげてしまうことになる。もちろん少年にも両親にも何の罪があるわけではない。少年は翌年頃から動物虐待などの異常行動が顕著になって行きストーカー行為、通り魔事件、そして「酒鬼薔薇」へと繋がっていく。
動物虐待、刃物や武器への執着は幼い感情の明確な証拠である。息子もそういう時期を通り過ごし再成長していった。しかしこの少年は感情が幼児化した故に家庭や学校での無理解によって疎外され、再成長がそのストレスによって阻害されれば6年を経過しても感情は幼いままでしかなく歪んだ性格しか作られないことになる。
逮捕された時の少年の供述は意味不明な妄想に満ちていた。それをマスコミは」異常性格、快楽殺人、猟奇的、キチガイなどと表現した。おぞましいとしか思えないその思考は幼い感情が記憶や知識をコントロールできないことによって生じる現象である。幸い彼は「少年」だったこともあり「行為障害」とされ医療少年院に送られ更正プログラムが適用された。教育によってまともな人間に成長して行ったことが何より少年が薬によって感情記憶を喪失する「統合失調症」を起こし赤ん坊になっていたことを裏付ける証拠になるだろう。

ストレスからの発症であるか何らかの薬の副作用での発症であるかは明確でないが、同じ状況で罪を犯したと思われる光市母子殺害事件の犯人は18歳1ヶ月であったばかりに死刑判決を受けた。いずれにしても彼らは「脳の病気」である「統合失調症」である。彼らを処刑しても何の意味もない。 


ばかばかしいと思う方が多いだろうがこの理論の根拠となる息子の副作用の記録は下記を参照されたい。嘘のような副作用が実際に起きている。誰も真実を追究しようとしなかった結果悲劇は繰り返されているのが現実でである。

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