少年が口にした一粒のハッピードラッグが悲劇の始まりだった?驚愕の副作用が事件の真相ではないか。

 
 19994月に山口県光市で当時18歳の少年Aにより主婦(当時23歳)とその娘の乳児(生後11カ月)が殺害された事件で123日最高裁で検察側、弁護側双方の主張を聞く弁論が開かれた。 これまで弁護側は接見内容をもとに被告人に母子を殺害する故意が無かったことを主張した。しかし、最高裁判所判決では「被告人は罪の深刻さと向き合って内省を深めていると認めるのは困難」として採用されなかった。広島高裁での差し戻し審で弁護団によって引き出された被告人の主張は

  《強姦目的ではなく、優しくしてもらいたいという甘えの気持ちで抱きついた(乳児を殺そうとしたのではなく)泣き止ますために首に蝶々結びしただけ乳児を押し入れに入れたのは(漫画の登場人物である)ドラえもんに助けてもらおうと思ったから死後に姦淫をしたのは小説『魔界転生』に復活の儀式と書いてあったから》

 という内容だった。

 一審で無期懲役判決が出た後、被告人は知人に以下のような手紙を出している。検察はこれを少年Aに反省が見られない証拠として裁判所に提出した。

《 終始笑うは悪なのが今の世だ。ヤクザはツラで逃げ、馬鹿(ジャンキー)は精神病で逃げ、私は環境のせいにして逃げるのだよ、アケチ君無期はほぼキマリ、7年そこそこに地上に芽を出す犬がある日かわいい犬と出会った。・・・そのまま「やっちゃった」・・・これは罪でしょうか》

  被害女性の夫であり、被害女児の父である本村氏は裁判の経過中、死刑判決を望む旨、強く表明し続けてきた。一審判決後には「司法に絶望した、加害者を社会に早く出してもらいたい、そうすれば私が殺す」と発言した。橋下徹弁護士が弁護団に対し2007年(平成19年)5月テレビ放送の中で懲戒請求を行うよう視聴者に呼びかけたことが話題となった。(ニュース記事より一部引用)

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歳の社会人である少年が優しくしてもらいたい、ドラえもん、魔界転生・・・などと口にするなど人をばかにするにも程がある!嘘をつくならもっとましな嘘をつけ!反省する気があるのか!と100人中100人が橋下弁護士と同じように考えたのは当然だろう。少年はもちろん知恵遅れでも統合失調症でもなかった。被害者の夫がどれだけ憤りを募らせたかは想像するに余りある。4年前の私ならおそらく同じように考えていた事だろう。

 しかし弁護団があえてばかばかしいとしか思えない少年の証言を裁判に提出したのは少年が言い逃れや嘘ではなく「本当に」そう考えていたとしか受取れなかったからなのだ。少年の証言と手紙には何の嘘もない。それは少年が18歳の体と記憶・知識を持った23歳の「幼児」だったからである。ふざけるな、そんなばかなこと小学生でも言わない!とほとんどの方は思われるだろう。しかし、私の息子に同じ事が起きたのだ。

 4年前、当時12歳の息子は精神科で処方されたわずか2粒の薬で記憶や知識はそのままに「感情」だけが赤ん坊になるという信じがたい副作用に見舞われた。脳波が赤ん坊のものとなり「憤怒失神」という赤ん坊の発作が起きるようになった。記憶には何の問題もないのに歯磨き、お風呂に入る事から勉強まで今まで出来ていたことが出来なくなり、だっこやおんぶを要求し幼児の遊びをするようになった。薬を飲む前は多少幼いと所はあっても間違いなく12歳だった息子が赤ん坊になってしまったのだ。そんなばかな事があるわけがない、どれだけその言葉を繰り返したろう。それは一時的なものではなく脳の非可逆的現象で再び成長するのを待つしかないのだ。うそのような副作用との闘いは一家心中の危険をはらみながら3年間続いた。

 事件に戻ろう。この事件に関して少年が精神科に通院していた事実は確認できない。けれども少年の精神状態はこの副作用と同じものだと思われる。ではどういうことなのか?劣悪な成育環境の中で成長すると正常な感情の発達が妨げられ人格異常「キチガイ」が作られるという。たくさんの専門家が少年の悲惨な成育環境にその理由を見出した。その可能性を否定するつもりはない。しかし本当にそうなのだろうか。
 もしかしたら少年は違法ドラッグ(脱法、合法)を手にしていたのではないか。精神科の薬などが闇取引され「ハッピードラッグ」「ハイになる薬」「頭の良くなる薬」「すっきりする薬」などと称され青少年にまん延している。また脱法ハーブなどという名称で麻薬と大差ないものが簡単に購入できるものさえある。麻薬や覚醒剤と違って本人も大して危険性を意識せず手に入れ口にする。たとえそれで副作用を起こしても「性格が変わった」という程度にしか第三者には見えないし、それが原因で犯罪を犯しても違法ドラッグがそれほど大きな意味を持っているとは本人も警察も思わないから話にも上らない。また本人は服用したことさえ記憶していない可能性も高い。
 重要な事は「ドラえもん・・・」のような話をするようになったのがいつからなのかという点だ。小さな時からそのままなのではなくある時点で始まったのではないだろうか。
 
私は死刑廃止論者であり、少年に厳罰刑など何の意味もないとは思っているがこの少年を特別に擁護する理由はない。ただ少年を死刑にしても何も真実は明らかにならず「悲しみの連鎖」が永遠に続いて行くことを危惧している。この事件の後も奇怪な凶悪事件が多発しているのはご存知の通りだ。精神科が関連した事件は100%この副作用によるものだし、酒鬼薔薇事件も秋葉原事件も埼玉千葉通り魔事件もすべて違法ドラッグの副作用の可能性が高いと思っている。社会が生み出した奇怪な犯罪、少年の心の闇とされた数々の事件が「薬」が生み出した「作られた犯罪」であることを私は確信している。悪いのは副作用を認めず、研究することさえしなかった精神科医と製薬会社、国である。「キチガイ」「イカレタ人間」のしたこととして片づけられ犯人を極刑にして終わったことにしても何も解決しない。彼らは悪意を持った心の腐りきったとてつもない極悪人ではなく、わずか23歳か赤ん坊の感情しか持たない哀れな人間でしかない。やったことは残虐で恐ろしい事であっても、罪の重さを感じる事もできない、反省する感情も持ち合わせていない幼児でしかないのだ。見かけは大人であっても年端のいかない幼児を仇として殺したところで憎しみが晴れることなどあり得ないし、死刑になるのが怖くて罪を犯すことをためらうことなどないから全く抑止力にもならない。橋下弁護士も4年前の私も世界中の多くの人達も「人間の感情」が何であるのかを知らない「無知」なのだ。「無知」は罪である。