元女優の高樹沙耶が大麻所持で逮捕された。その報道で初めて知った人も多いであろう「医療用大麻」について考えてみよう。
高樹沙耶の「まるでカルト宗教」のような異様な生活ぶりについては報道でご存知だと思う。おそらく同居している男が元俳優の知名度を利用しようとマインドコントロールを行った結果であろう。人を意のままに操るマインドコントロールはその存在を怪しむ人も多いが「宗教」の世界においては「当たり前」の支配方法として大昔から行われている。実は統合失調症が起きる仕組みを巧みに利用した「非常に科学的」な手法である。その手法を簡単にする役割を果たすのが「大麻」である。カルト宗教における洗脳に大麻や薬物を使うことは常識化している。
違法薬物である大麻を「薬として使う」というと驚かれる方も多いだろうが実は同じことを口にする専門家も少なからずいて、アメリカではすでに実際に行われている州もある。大麻など「麻薬」と呼ばれる物質は神経の情報伝達を鈍らせることによって神経の高ぶりを抑える「沈静」「安定」効果と同時に「鎮痛」作用ももたらす。これは現在大量に処方されている「沈静・安定剤」「鎮痛剤」「抗不安薬」「睡眠薬」「抗てんかん薬」と「同じ効果」であることは間違いない。合成薬と天然の植物ではどちらが体によさそうか?と考えた時「天然の方がよいのでは?」と考える方がいても全く不自然ではない。これらの薬が「合法」とされる限り適切な管理のもとであれば薬用使用を否定する理由はないということになる。
大麻の作用が鎮静安定などの作用だけなら問題はないように思える。しかしこれらの作用がGABAという情報伝達物質を過剰分泌させることによって起きるということが問題となる。GABAは一方で「シナプスの刈込」という作業を行うことが東京大学大学院医学系研究科 附属疾患生命工学センターの研究によって明らかになっている。これは理性や社会性・人格というような「感情」を司る前頭葉のシナプスという論理回路を崩壊させ「統合失調症」を引き起こすことに直接繋がる。これは馬鹿げた妄想などではなく最先端の科学によって裏付けられた紛れもない「事実」である。
GABAによってシナプスを寸断された前頭葉は「統合失調症」という「エラー」を引き起こす。相模原で起きた障害者施設襲撃事件は大麻によって引き起こされた「統合失調症」による事件なのだ。不思議な話ではあるのだが覚せい剤や抗うつ薬など興奮を促進する薬でもGABAの過剰分泌が引き起こされる。
もちろん大麻やこれらの薬を使っている人がすべて「統合失調症」を起こすわけではない。遺伝的にGABAに関連する物質の分解能力に問題のある「ストレスに弱い遺伝特性」を持つ人、子ども・思春期に多発する。これは統合失調症を「発症しやすい」人である。この遺伝特性は日本人には欧米(白人・黒人)の十倍を超えて6~10人に一人程度存在することを示す根拠が多数存在する。
合成薬を使う限り大麻も大差はない。しかし欧米では大きな問題はなくとも日本では「統合失調症」を多発させてしまうことは目に見えているし、依存症を引き起こすことも間違いない。大麻も薬も「麻薬」である。麻薬が人の脳に何をもたらすか「まだよくわかっていない」段階で安易に医療利用に踏み切るべきではないと私は考える。
詳細は下記を参照してほしい。
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