精神科医が作り出す「異常性格者」

不可解な凶悪犯罪の驚愕の真相・・・悲しみの連鎖を止めたい

2014年12月

うつ病と抗うつ薬の「悪循環」

うつ病「うつ症状」を呈する病気であるがその定義は曖昧で原因もよくわかっていない段階である。

脳内化学物質セロトニンやノルアドレナリンの不足で起きるとする説が有力とされてきたが疑問を投げかける専門家も多い。ストレスを感じるとストレスホルモンコルチゾールが過剰分泌される。このコルチゾールが脳内化学物質の均衡を崩しセロトニンやノルアドレナリンの不足を生じさせるとされているのだがこのメカニズムがどうもあやしいのだ。セロトニンやノルアドレナリンの不足が原因ではなく結果、つまり別の現象が起きていてその二次的な作用で起きるのではないかとも考えられている。原因なのか結果なのかさえも解っていないのに不足しているとされる物質の分泌を増やす薬が処方されている。これが正しい治療なのだろうか。コルチゾールが海馬を萎縮させることが原因とも言われているがこれも疑問だらけである。

日本におけるうつ病の大半は「ストレスに弱い遺伝特性」に発症する統合失調症の「うつ症状」だと考えるべきだと私は考えている。抗うつ薬が効かなかったり薬を飲んでいるのに自殺してしまうという現象は「統合失調症に抗うつ薬を処方してはいけない」という薬の注意書きが守られていないことによるものだと思われるからだ。

だが、精神科医が豪語するように抗うつ薬が効く真正の「うつ病」も存在する。それではセロトニン原因説が正しいということなのだろうか?

私はうつ病の原因はコルチゾールではなくもう一つのストレスホルモン「L-ドーパ」の過剰分泌によるものだと考えている。L-ドーパはドーパミンやノルアドレナリンの前駆体(分解されて別の物質になるもの)で脳を興奮させるためのいわば「自前の覚せい剤」である。ストレスが重なるとL-ドーパが過剰に分泌される状態が続くことによってダウンレギュレーション(いわゆる慣れ、同じ薬を飲み続けると効かなくなる現象)が起き、ドーパミンやノルアドレナリンが見かけ上「足りない」ことになって興奮が起きなくなり、結果としてセロトニンが減少してしまうのだと考えている。このメカニズムは単純でつじつまが合うのだが誰も言及していない。

「不足しているように見える」物質を補えばダウンレギュレーションは「加速」することになる。一時的に効果は現れても結果的には「悪化」していくということだ。SSRIやSNRIはセロトニンの再取り込みをブロックしセロトニンの量を増やすものとされているがセロトニンの不足が見かけ上の結果であれば同じことである。

お解りいただけるだろうか、抗うつ薬はうつ症状の大半を占める「統合失調症のうつ症状」を悪化させ、真正のうつ病も結果的に悪化させる。回復した事例は「環境を変える」ことによってストレスを減らすことが出来たわずかな「奇跡」でしかない。

精神科の範疇となる「病気」は山ほど名前は存在しているが最終的には統合失調症とうつ病の二つしかないと私は考えている。その原因はいずれもストレスホルモンL-ドーパの過剰分泌によるものであって「ストレスに弱い遺伝特性」を持つかどうかで症状が分かれることになる。これを止めるのは「ストレスをなくす」以外に方法はない。抗不安薬、抗うつ薬、抗精神病薬という精神科を代表する薬はいずれも根本的な治療に繋がらず症状を悪化させてしまう。

その証拠に睡眠薬・抗不安薬、アルコールがうつ病を発症・悪化させるという事実があり、そのメカニズムはすでにアルコール依存症の研究で明らかになっている。にもかかわらずうつ病の治療には抗うつ薬とともに抗不安薬が必ず併用されているのだから「精神科医療はどうかしている」としか言いようがない。

精神科の治療に薬は「役に立たないもの」であって環境の改善で治す以外に方法はないということなのだ。

詳細はホームページへ

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統合失調症は表情を幼く変える

雅子様の誕生日の報道があった。文書によるコメントは発表されたが今回も肉声を聞くことはできなかった。

イベントにも顔を出すようになり、回復をアピールしているのになぜいまだに肉声を聞くことが出来ないのだろう。記者の前で発言できないのであれば皇太子がカメラを回す方法もあるだろう。国民は心配している(人も多い)のだから少なくとも皇太子妃として心配をかけて申し訳ないと肉声を発する義務があるのではないか・・・と一般の方は思っても不思議では無い。もちろんそれが出来ない「理由」が存在するのだろう。

さまざまな映像が流されたが適応障害発症後の映像には「違和感」があることに気が付かれた方はいないだろうか。表情が「幼い」のである。結婚や出産当時の映像と比べてみるとよくわかる。どこがどう違うのか説明は難しいのだが、年を取っているはずなのに表情が幼く年齢よりも若いように見えるのである。

実はこれは「統合失調症」の一つの特徴である。前頭葉のやや後方にある、視線の向きを変えたり相手の視線の方向を感じ取ったり動作の意図を読み取ったりする「上側頭回」が減少することによるものだ。眼球運動が乏しくなり、拙劣で、視野が狭くなり、移動する点をスムーズに追えなかったりする現象が起きることがわかっている。この現象が「表情を変える」のだ。

これは息子にも起こった。残念ながら家族以外にはわからない程度のものでしかないが間違いなく「表情が変わった」のだ。昨年のオランダ訪問の時の映像を見て私は驚いた。息子と同じだと感じたからだ。その時はまだこの知識は持っていなかった。

上側頭回の減少は前頭葉の萎縮を示し、統合失調症が発症していることを示す。もちろんMRIで精密検査をすれば結果は出るはずだ。

なぜ表情が「幼く」なるのか?それは前頭葉の萎縮が「感情」(人格、理性、社会性、愛情)を赤ん坊や幼児の状態に半永久にリセットしてしまうのが統合失調症の正体だからである。

感情も表情も幼くなる。これが前頭葉の脳梗塞の後遺症「統合失調症」である。ストレスに弱い遺伝特性を持つ人に発症しやすく抗不安薬や抗うつ薬は発症を劇的に促進する作用がある。適応障害という統合失調症の初期症状を発症された雅子様は抗不安薬の服用によって明らかな「統合失調症」を発症したのである。

統合失調症の治療には抗精神病薬が用いられるが症状を抑える効果はあっても回復自体は疎外されてしまう。前頭葉の脳梗塞のリハビリには様々な出来事や人との交流を経て「感じる」ことが必要なのだがそれをストップさせてしまうのだから回復できるはずが無い。

薬を飲み続ける限り雅子様の回復は無い。

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危険ドラッグが統合失調症を起こす

危険ドラックでまた事件が起きた。

若い男が同じアパートの女性をナイフで刺したという。

逮捕され連行される車の中で笑顔でVサインをする映像が流れ、取調べで「しぇしぇしぇ」と発し意味不明な発言をしているという。

誰もが思うように「キチガイ」である。この男は「悪意」を持ってこれらの行為をしているわけではない。まるで「ガキ」のようだとも感じるだろうが、もともとこのような性格だったわけではない。

危険ドラッグは直接的な意識障害や錯乱とともに前頭葉のNMDA受容体の機能を低下させ「理性・社会性・人格」を幼児や赤ん坊の状態にしてしまう。一時的な場合もあるがこの男の場合は前頭葉の神経細胞がアポトーシス(自殺現象)によって死滅して起きた半永久的なものだと思われる。

これは薬物による「統合失調症」である。脳を精密検査すれば赤ん坊の脳波が観測され、MRIで前頭葉の萎縮が、PETで前頭葉の活動低下が観測される。

他人事だとは思わない方がいい。この症状を起こすのは危険ドラッグだけではない。麻薬・覚醒剤は無論だが睡眠薬・抗不安薬、抗うつ薬なども同じ現象を日本人の6%程度に引き起こす。抗不安作用・睡眠作用・覚せい作用のある物質すべてに危険がある。合法か違法かという差だけで中身は大差ない事を多くの国民は知らされていない。これらの薬の添付文書にはその副作用が明記され科学的根拠も明らかにされている。精神科医はストレスによって起きる統合失調症と見分けがつかないのをいいことに知らぬふりをしているだけなのだ。あなたもあなたの家族もある日突然この男のようになる可能性がある。眠れないから、ストレスを感じるからといって安易に精神科に行ってはいけない。

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前頭葉の脳梗塞「統合失調症」を治す薬はない

一般的な統合失調症の見方を知るため岡田尊司著「統合失調症」(PHP出版)を読んだ。驚いたことにこの方は知識が豊富であることはもとよりとても頭の良い方のようで、私が7年かけてたどりついた数々の結論をほとんど既存の知識として持っているようだ。専門家ということを考えれば当たり前のことのようだが、統合失調症と発達障害との関連性、ストレスに弱い遺伝特性と芸術性・天才性との関係、発症率が地域によって異なる可能性など、ここまでわかっている方には巡り合ったことがない。統合失調症をテーマにした小説なども書いている方で症状の理解についても医者というレベルを超えていると感じる。そのおだやかな物腰から、もしかしたらこのブログを訪ねて私を被害妄想に仕立てようとした精神科医はこの方なのではないかとも思えた。家族がこの病気をどう受け入れ、どうやって回復に導くかについては実に正しい過程を示されているので家族の方は読んでみるといいかもしれない。

もちろんだからといって抗精神病薬が優れた効果を持つことを疑っているわけではなく、前兆となる精神疾患の発症時から薬物投与することによって悪化を防げると主張していることは間違いない。面白いことに薬がなかった頃の回復率と薬による治療が常識化した現代の回復率に大差がないこと、薬の買えない途上国の貧困層の方が回復率が高いことを自ら認めながらその意味を考えようとしないようなのだ。医者としての既成概念が真実を見極める目を曇らせてしまっているのだろう。

NMDA受容体仮説についても触れていて、それが解明の鍵になる可能性も示唆しているが、なぜストレスがNMDA受容体の機能を低下させるのか、その結果としてなぜ前頭葉・側頭葉が萎縮するのか、というメカニズムには触れていない。NMDA受容体が年齢とともに機能を高める組織であることを指摘しながら、その機能低下が意味することを考えることが出来ていない。

理性や社会性を司るNMDA受容体の機能低下は人格の「幼児化」を意味し、慢性的な症状は半永久的に前頭葉が幼児や赤ん坊の状態に「初期化」されてしまったことを示している。前頭葉の萎縮は中身が無くなるから縮むのであってすなわち脳細胞の死滅を意味する。脳細胞の死滅は「脳梗塞」に他ならない。脳梗塞の後遺症に効く薬はない。ひたすら苦しいリハビリに立ち向かい脳細胞を復活させるしかないことは誰でも知っている。前頭葉の脳梗塞である統合失調症を治す薬はない。必要なのは家族や社会とのかかわりの中で「成長」するというリハビリだけである。運動機能や言語機能などは数年である程度回復するが前頭葉における「人格」の回復は赤ん坊が成長するようにはるかに長い時間を要する。統合失調症が前頭葉の萎縮で起きることがわかった時からとうに結論は出ているのだ。そのことに気づこうとしない精神科医はやはり「頭が悪い」としか考えられない。

闇雲に投薬治療を否定するつもりはない。異常な興奮を抑えることができるのは確かで、本人や家族に危険が及ぶような状況での一時的な投薬は仕方ないとも思う。息子も錯乱状態からの症状のひどかった数日間だけ抗精神病薬を使用した。おとなしくはなったがだからといって以前の息子に戻ったわけではない。症状が悪化してるようにも思えて服用することはなくなったが7年を経た今は多少幼い気はするが統合失調症であったことを感じさせるものは何一つないほど回復している。

症状が幻聴や妄想だけというような症例には連用効果があって社会復帰が可能になることも否定するつもりはないが、統合失調症で最も多い破壊型(破瓜型)で慢性的な症状には「おとなしくする」以上の効果はない。ボーっとさせることで感受性は鈍り精神的な成長はストップし回復が阻害されるばかりか脳を萎縮・悪化させる副作用が明記されているのも紛れもない事実である。

息子に起きた症状の3年間の記録と詳しい考察は下記を参照してほしい

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