精神科医が作り出す「異常性格者」

不可解な凶悪犯罪の驚愕の真相・・・悲しみの連鎖を止めたい

2013年09月

睡眠薬で性格が変わる?知られざる睡眠薬の驚愕の副作用

性格が変わる、攻撃性が増す、驚愕の副作用が高確率で起きる睡眠薬の恐怖!

自分は精神科に通っているけれどもらっているのは睡眠薬だけで抗うつ薬抗不安薬ではないから重い副作用の心配はない、そう思っている方もいるだろうと思う。一般の方のイメージは睡眠薬は眠くなるだけ、多量に飲めば死ぬという程度のもので副作用など特にない、というようなものだろう。

しかし、睡眠薬によって「性格が変わった」「攻撃的になった」「乱暴になった」というような事例が数多く報告されていて、数年前「東京新聞」には特集記事が掲載されている。これはどういうことなのだろうか。

睡眠薬は効き目が長い長時間タイプのものと短時間タイプのものがある。長時間タイプのものは「睡眠薬」、短時間タイプのものは「導入剤」と呼ばれている。いずれも睡眠作用とともに不安や興奮を抑える作用があるとされる。レンドルミン、レキソタン、デパス、ハルシオン、ロヒプノール・・・これらの睡眠薬がベンゾジアゼピン系と呼ばれる「抗不安薬」であることは意外と知られていない。「抗不安薬」は副作用の少ない薬としてPTSDや不安障害の他にも睡眠薬あるいは安定剤という名前で大量に処方されている。当然のことながら副作用はある。「不安」「興奮」「記憶障害」などの一時的な副作用があるとされ、その様子は妻が服用していた時によく見られた。これらの副作用以外にも長期的な精神的不安定を誘発するようで、ストレスに弱い状態が続いていたが、薬を止めた時から妻は普通の人間に戻ることができた。

もちろんこれらの副作用が「性格が変わる」という表現にはならない。抗不安薬には明らかにされていない驚愕の副作用が存在するのである。

抗不安薬はある特定の遺伝特性を持つ人間の前頭葉を萎縮させる作用がある。萎縮によって脳細胞が破壊され「感情」の記憶だけが失われるのだ。ばかばかしいと思われるだろうがこれは人間が本来持っているストレスから脳を守る自衛反応でもあるのだ。
「感情記憶」が著しく破壊されると何が起きるか?それは「感情」(理性、人格)だけが幼児や赤ん坊以下の状態に半永久的にリセットされるという信じがたい状態が起きるということになる。赤ん坊には理性も人格も存在していない。人は知識で物事を判断しているわけでは無く「感情」で判断しているのであって、正常な知識や記憶を赤ん坊の「感情」がコントロールすることができなくなって「性格が変わる」「攻撃性が増す」という症状があらわれるのだ。
東南アジアには「アモック」朝鮮民族には「火病」と呼ばれる精神疾患の「風土病」があることが知られている。これが「統合失調症」の症状であることは間違いない。「2004年の100,000人あたりの統合失調症の障害調整生命年」(発症率よりも実態を示す数値wikipedia統合失調症参照)を見るとモンゴロイド居住地域の色が濃いことがはっきり見て取れる(その中で日本だけ数値が低いが判断基準や集計法の問題だと考える方が自然だ)。

精神科医療は欧米の理論、薬がそのまま輸入された。モンゴロイドの遺伝特性は全く考慮されなかった。抗不安薬、抗うつ薬の添付文書には「脳の萎縮」「統合失調症の患者が服用すると錯乱を起こす」という重篤な副作用の記述がある。
先日PTSDの治療方針が発表され、これまで積極的に勧められてきた「抗不安薬」による治療には効果が無く、できるだけ薬を使わない方法で対処するという方針が示された。PTSDに効果が無いのは当然でほとんどの場合「統合失調症」に悪化する事態を受けての変更であることは明らかだ。私の理論は基本的に間違ってはいない。

ほぼ100%この副作用が起きるPTSDや不安障害と違って睡眠薬服用における副作用の発症率は5%~10%の間ということになるだろう。眠れないのがつらいのは当然だろうが眠れなくても死ぬことはない。もし5%の確率で人格を失って別人になったり山口連続放火殺人事件のような凶悪犯になる可能性があるとしたらどちらを選ぶだろう。アメリカのドラマのように誰でも睡眠薬や抗不安薬、抗うつ薬を常用する風景は日本人にはあまりにも危険なのである。
ついでに睡眠薬自殺を考えている方へ。
睡眠薬自殺は苦痛がなさそうで楽に死ねると思っている方がいるかもしれないがたいていの場合死にきれない。死ねないだけならいいが家族を地獄の底へ突き落す「統合失調症」と診断される後遺症が残る可能性が高い。高村光太郎の妻智恵子がアダリンという睡眠薬で自殺未遂を起こした後に精神分裂症(統合失調症)と診断され感情が幼児化した様子は詩集「智恵子抄」に詳細に記されている。私は智恵子のこの症状もアダリンの副作用であって、自殺未遂まではうつ病程度にしか過ぎなかったと思っている。
息子に起きた副作用の3年の記録とくわしい考察は下記を参照していただきたい。
toshio1131.web.fc2.com


 

PTSD治療方針変更の怪

抗不安薬がPTSDを統合失調症に「悪化」させる。
PTSDの治療指針が「初めて」作られたと報道があった。日本トラウマティック・ストレス学会が作ったというその指針を見て思わず笑ってしまった。

主な内容は呼吸法などできるだけ「薬を使わない」対処を勧め、薬の使用は「慎重」に行うこと。抗不安薬は「効果が無い」ので使用せず、SSRIを長期にわたって使うと発作を予防できる、というような内容である。

抗不安薬は効果が無いって?効果の無い薬で息子は12年の人生を奪われたのか?今更何を言っているのだろう。PTSDには抗不安薬が有効、積極的に使用を勧めていたはずではないか!PTSDと診断されたわけでは無いが症状はほとんど変わらない状態だった息子に、わずかな診察時間で「抗不安薬」を「安易」に処方したではないか!

PTSDをはじめストレスによる精神疾患のほとんどは前頭葉が萎縮し細胞を破壊してしまうことによって起きることがわかっている。これはすでに明らかにされている理論であり、これらの疾患が初期の統合失調症だと言われる理由である。
統合失調症もすべてではないが前頭葉の萎縮によるものであることが明らかになっている。結果としてPTSDの患者は精神科医によって統合失調症にされるのである。その理由を本人のせいにして「もともとの精神疾患が悪化した」と表現するのだ。薬の添付文書には「統合失調症の患者には使用してならない」趣旨の記述がある。
抗不安薬を処方した場合悪化する確率は100%近い。効果が無いなどという話ではない。
それにしてもなぜ今頃?という疑問がわいてくる。効果がないだけなら何も方針を変更する必要などないし、効果の無い薬でも出しておけば儲かるのだからそれに越したことはないはず。さすがに悪化する確率があまりにも高いので「ちょっとヤバくない?」と方針を変えたのだ。このギョーカイの人間が薬を使わない治療方針を示すということがどれほどの非常事態か頭の良い方ならわかりそうなものだ。この方針変更が恐るべき副作用が多発していることの何よりの証拠、私のようなバカな素人が気が付く前に幕を引いてしまおうということなのだろう。
それにしてもこれまでどれだけの人が人生を奪われ統合失調症にさせられたことか。統合失調症と診断されればまだ良いが「自然に性格が変わっただけ」とされた凶悪犯罪者はどうすればいいのか?皇太子妃の立場が危うい雅子様はどうすればいいのか?
抗不安薬は前頭葉を萎縮させ記憶や知識には全く影響を与えず「感情」だけを幼児や赤ん坊以下の状態に半永久的にリセットする。統合失調症やわけのわからぬ凶悪犯罪は幼い感情が正常な記憶知識をコントロールできなくなって起きる症状なのだ。
素人がバカバカしいことをと多くの方は思うだろう。しかし調べれば調べるほど私の理論が正しい証拠が見つかり、すべてのつじつまが合う事実を否定する方が非論理的である。
この指針を末端の精神科医が守れば副作用の発症は減ると思われる。それ自体は歓迎すべきだがSSRIにも「統合失調症の患者には使用してはならない」という記述があるのだ。
SSRIは抗不安薬とは違って脳内化学物質セロトニンを増加させる効果があるとされる。この効果が正しく起きれば症状が低減されるはずなのだが、SSRIにも同じく「統合失調症の悪化」が明記され同じ副作用が起きている例が数多く存在する。たとえSSRIであっても危険だということである。私の説を否定するならPTSDの患者を集めて実験してみればいい。薬を処方しなければ悪化することはほとんどないはずだ。
「PTSDと診断され抗不安薬や抗うつ薬を処方され統合失調症に悪化した方、それは紛れもない副作用です。PTSDというわけのわからない病気に遭遇してとまどう家族に、それが統合失調症に悪化するという嘘を信じてこませてしまうのです。
PTSDだけではありません、発達障害、ADHD、登校拒否、引きこもり、不安障害、不安神経症、神経発作など「不安」が原因のはずの精神疾患を含めたこれらの症状に「抗不安薬」「抗うつ薬」は効果がありません。効果がないばかりかほとんどの場合悪化し、性格が変わり、統合失調症を引き起こします。」

息子に起きた副作用の3年の記録とくわしい考察は下記を参照していただきたい。
toshio1131.web.fc2.com

統合失調症と抗不安薬抗うつ薬副作用の相違点

抗不安薬、抗うつ薬の副作用「感情記憶の喪失」が統合失調症とほぼ同じものであることがわかった。性格が変わることから始まってピック病、錯乱、統合失調症まで症状、原因が共通しているということなのだ。精神科医の主観によって病名がつけられる精神疾患は同じ症状でも医師によって病名が異なるということが簡単に起こる。

これらの病気の共通点は次のようなものである

・ストレスがきっかけで発症する

・脳の萎縮、脳内化学物質の異常が原因とされる。

・発症までの記憶、知識には何の損傷も見られない

・興奮、人格の変化、凶暴化、わけのわからない言動行動などの症状

統合失調症は100人に一人程度の割合で発症すると言われている。その中に埋もれた副作用を証明することはかなり困難な作業であることは間違いないが、数多く紹介されている症例から、かえって副作用の特徴が浮き彫りにもなってくる。

まず発症状況の特徴は次のようなものである。

○統合失調症と診断され統合失調症治療薬を処方された場合この副作用は発症しない。(治療薬の中には脳の萎縮を生じる薬もあると言われている)

○統合失調症の発症、悪化には直接的なストレスが不可欠である。秋葉原事件では直接的に大きなストレスがあった後に事件を起こしている(秋葉原事件は統合失調症とは診断されていない)。息子の場合薬を飲んでから発症まで発作を起こすようなストレスは一切なかった。精神科通院者が凶悪事件を起こした例でも直接的なストレスが見られない中で性格が大きく変わっていることが報道から読み取れる。

○脳内化学物質の異常で起きる純粋な「うつ病」に対して抗うつ薬、抗不安薬が処方された場合、脳の萎縮による症状を併発していなければ基本的にこの副作用は発症しない可能性が高く、感情脳の萎縮によって起きる神経症、神経発作、PTSDをすでに起こしている患者に抗不安薬、抗うつ薬が処方された場合は100%この副作用を発症し「悪化」する。


問題なのはうつ病と感情脳の萎縮によって起きる諸症状が原因も症状も似ていて判断が難しいということである。というよりも精神疾患に明らかに異なる二つの原因があること自体明確な理論として確立されておらず、根本的な発症のメカニズムや統合失調症との関係も「まだよくわかっていない段階」とされているから、精神科医は明確な知識をほとんど持たない中で「不安」なら抗不安薬、気分が落ち込み気味なら抗うつ薬を安易に処方してしまうのである。

この副作用はストレスホルモンコルチゾールが過剰分泌されることによって感情脳と呼ばれる大脳辺縁系、前頭前野が萎縮、脳細胞が破壊されて起きると私は考えている。うつ病でも神経症でもコルチゾールの過剰分泌自体は起きる。同じストレスが原因なのにどうして別の症状が起きてしまうのかはよくわかっていないが、コルチゾール分解能力の遺伝的要素に原因があるのではと私は考えている。


ストレス→コルチゾールの過剰分泌→脳内化学物質の異常→うつ病

↓(両方の症状が現れる可能性もある)

感情脳の萎縮→神経症、神経発作、統合失調症


感情脳の萎縮によって起きる症状は、感情のリセットレベルによって次のように分けられる

○前兆、初期

・不安障害、神経発作、強迫性障害、PTSD

○感情が15歳程度までリセット

・性格が変わる、社会性がなくなる、ピック病、暴言、暴力、凶悪犯罪

○錯乱

・暴言、暴力、通り魔、凶悪犯罪、幻覚、幻聴、アモック

○感情が1歳以下までリセット(錯乱後に起きる)

・解離性障害が起きる、現実と非現実の区別がつかなくなる、わけのわからない言動行動、

統合失調症


通常の統合失調症の場合、強いストレスを感じてからいくつかのプロセスを経て副腎皮質からコルチゾールが分泌される。しかし薬による副作用ではいくつかのプロセスが省略され直接分泌系統が刺激されて過剰分泌が起きると考えられる。この違いによって症状の差が現れるのではないだろうか。主な相違点は次のようなものである。

○自然発生の統合失調症では「性格が変わる」段階が存在しない

自然発生の統合失調症では前兆があってストレスがかかり続けることによって悪化していくのだが症例を見る限り「性格だけが変わる」という段階が存在していない。これは感情脳の萎縮だけでなく、脳内化学物質や別のホルモンの異常などが同時に起きるからではないかと考えられる。もちろん性格は変わって行くのだが異常行動などが同時に起こり、性格だけが別人になったと捉えられることはなく「おかしくなった」と受け止められるのだと思われる。

○自然発生の統合失調症では凶悪犯罪の発症率は高くない

自然発生の統合失調症でも凶悪犯罪は起きていること自体は間違いない。山口の事件で注目された「津山事件」など犯罪史に残っている事件も少なくはない。しかし1%程度とされる発症率から考えると凶悪事件に繋がるケースは「ごくまれ」としか考えられない。精神科治療が一般化する30年前まで遡れば「精神異常者」による犯罪が極端に少ないことがわかっている。この理由も「性格だけが変わる段階がない」のと同じで、感情の幼児化だけではない異常によって犯罪を企てる理由や実行する能力が損なわれるからなのだと考えられる。


他の医療に比べ精神科医療は極端に遅れているように思う。統合失調症が感情記憶の喪失によって起きると考えればすべての症状が説明できるのにそう考える専門家はほとんどいない。この病気が脳の保護機能によって起きるという仮説は私が何の知識も無い中で導いたものだがそう考えている専門家もいることもわかった。原因が確定されていないから治療法も対症療法でしかない。感情が半永久的に赤ん坊にリセットされているのだから基本的に治療法はなく、ストレスのない愛情に満ちた環境で再成長を促せば数年~数十年という時間をかけて回復する。現在行われている治療法はドーパミン遮断薬などで異常な興奮を抑えるようなものでしかなく、めちゃくちゃな薬物治療によってかえって廃人にされていく例も少なくないと思われる。もっともほんの少し前まで前頭葉を切除するなどというとんでもない治療が行われていたのだからまだましなのかもしれないが。

真面目に研究すれば精神科医や薬など何の役にも立たないということが証明されてしまうから意図的に研究を進めないのでは?などとも疑ってしまう。

統合失調症の発症率は人種などに偏りがないとされているが「2004年の100,000人あたりの統合失調症の障害調整生命年」(発症率よりも実態を示す数値wikipedia統合失調症参照)を見るとモンゴロイド居住地域の色が濃いことがはっきり見て取れる(その中で日本だけ数値が低いが判断基準や集計法の問題だと考える方が自然だ)。この副作用の発症にモンゴロイド特有のコルチゾール解毒酵素欠損の遺伝特性が関連しているという私の仮説が裏付けられている。


息子に起きたこの副作用の記録は下記を参照していただきたい。
toshio1131.web.fc2.com

 

 

 

 

 

抗不安薬抗うつ薬は人為的に統合失調症を発症させる

精神科の薬によって感情記憶の喪失が起き「性格が変わった」状態はしばしば「統合失調症」と診断されている。また、抗不安薬や抗うつ薬の副作用欄に「統合失調症を発症しているものが服用すると錯乱を起こす」とある。息子は統合失調症ではなかったはずなのに錯乱を起こしたのはどういうことなのか疑問だった。

統合失調症の皆さんのイメージはいかがなものだろう。今までまともだった人が突然話が通じなくなる、わけのわからないことを言い始める、どうしようもない「キチガイ」(差別用語と言われるだろうが言葉が変わってもほとんどの人の認識は変わらないのであえて使わせていただく)になる不治の病、といったものではないだろうか。私もそう思っていた。しかしよく調べて見るとどうもそうでもないらしい。

統合失調症は以前は精神分裂病と呼ばれていた精神疾患(精神障害)群の名称で「厚生労働省みんなのメンタルヘルス」によると

「幻覚や妄想という症状が特徴的な精神疾患です。それに伴って、人々と交流しながら家庭や社会で生活を営む機能が障害を受け(生活の障害)、「感覚・思考・行動が病気のために歪んでいる」ことを自分で振り返って考えることが難しくなりやすい(病識の障害)、という特徴を併せもっています。」

と表現されている。

よくわかりにくいが別のサイトには「実年齢とはかけ離れた感情の状態となり、幻覚や妄想、わけのわからない言動や行動が出現する」とある。現れる症状の詳細や症例を見ているとどうも息子の症状と重なる部分が多いことに気が付いた。息子は統合失調症だったのか?

さらにその原因が(基本的には良くわかっていないとされている)が脳の前頭前野、大脳辺縁系の萎縮や脳内化学物質の異常にあるとされること、発症のきっかけがストレスによるものであることなど、ほとんどこれまで私が追求してきた息子の副作用と一致している。

つまり、性格が変わることから始まってピック病、錯乱、統合失調症まで症状、原因が共通しているということなのだ。それぞれの病気には診断基準があるにはあるがあいまいな項目が多く、あてはまるかどうかは精神科医の主観によってどうにでも判断できる程度の物でしかない。同じ症状でも医師によって病名が異なるということが簡単に起こりうるのだ。

これらの病気の共通点は

・ストレスがきっかけで発症する

・脳の萎縮、脳内化学物質の異常が原因とされる。

・発症までの記憶、知識には何の損傷も見られない

・興奮、人格の変化、凶暴化、わけのわからない言動行動などの症状



多くの症例が紹介されているがとてもわかりやすい事例を紹介しよう。

今から70年以上前にこの病気の詳細な症状を記録した人物がいる。詩人彫刻家として知られる高村光太郎である。光太郎の妻智恵子は光太郎の留守中睡眠薬自殺を図ったが死にきれず状態は悪化し統合失調症と診断された。その様子は詩集「知恵子抄」に詳しく記されている。

芸術的な才能の行き詰まり、実家の没落などが発症の原因とされているが、私はほぼ光太郎の「罪のない傲慢さ」が原因だったと考えている。籍を入れず、子どもも作らず、束縛されない奔放な人生を送ろうとした光太郎と、納得はしていたものの心の隙間を埋めることが出来なかった智恵子の溝が精神を破たんさせたのだろう。智恵子の心を思いやることが出来なかった光太郎に全責任がある。もちろんそこに悪意があるわけではなく息子を病気に追いやった私と同じ過ちを犯したのだと思われる。

問題はその症状である。詩集として美化しなければならないし、自己弁護を意識しなければならないから当然のごとくあったはずの悪意の込められた言動や暴力的なことは書かれていないが(全く無いこともあり得る)、砂浜で千鳥と遊び、おおよそ当時の芸術的表現とは程遠い貼り絵に夢中になる様子などから感情が「幼児化」していることがはっきりと読み取れる。

つまり、統合失調症は「感情の幼児化」によって現れる症状の総称と考えられるのだ。さまざまな症状は頭がおかしくなったからではなく、「感情」だけが赤ん坊や幼児の状態にリセットされてしまうことによって何の損傷も無い記憶や知識をコントロールできなくなって起きるものなのだ。そう考えると全ての症状が簡単に説明できる。ただし、統合失調症はもっと広い範囲の病気の総称で原因や症状が一致しないものもあることも書き加えておく。

リセットされる感情の程度によって次のように症状を分けることが出来る。

○前兆、初期

・不安障害、神経発作、強迫性障害、PTSD

○感情が15歳程度までリセット

・性格が変わる、社会性がなくなる、ピック病

○錯乱

・暴言、暴力、通り魔、幻覚、幻聴、アモック

○感情が1歳以下までリセット

・解離性障害が起きる、現実と非現実の区別がつかなくなる、わけのわからない言動行動、

統合失調症



病名はいろいろ存在していてもすべて同じ病気の程度差だと考えた方がつじつまが合う。

この病気は100人に一人程度の高確率で自然発生すると言われている。問題は副作用が関連している理由と証拠だ。

後天性の精神疾患には大別して二種類の原因があると考えている。

一つはセロトニンなど脳内化学物質の異常によるもので情報の伝達が阻害されることによって起きる病気でうつ病などがこれにあたる。

もう一つは脳の萎縮、損傷によるもので強迫性障害、神経発作、ピック病、統合失調症などである。

初期症状は似通った部分があって診断は難しく、ほとんどの精神科医はその違いを認識しておらず判断できない可能性が高い。しかしこの判断のミスが致命的な結果を生む。

脳の萎縮は前頭葉に限って起きる。この作用はストレスから脳や生命を守り生存を続けるための保護機能で、アレルギーなどと同じようにその機能が過剰な働きをするために起きるのではないかと思われる。いわば自前の「抗不安薬」として働く機能である可能性が高い。自前の抗不安薬で起きている症状にさらに抗不安薬を処方すれば「悪化」するのは当然ということになる。

つまり、脳の萎縮によって起きている症状に「抗不安薬」「抗うつ薬」を使用してはいけないということなのである。うつ病には効果があるかもしれないこの薬が症状を極端に悪化させることになるのだ。

統合失調症と診断されてその治療薬を飲んで少しづつ悪化したのなら「自然に悪化した」とも考えられるが、強迫性障害や不安神経症、PTSD、うつ病などと診断され「抗不安薬」「抗うつ薬」を飲んで「統合失調症」に急激に悪化した場合は100%「副作用」である。精神疾患が悪化したことには間違いないのだろうが、起きる必要のない統合失調症を発症させ患者の人生を奪い凶悪犯罪者を作り上げるのだから犯罪以外の何でもない。息子を診察した医大の医師は「薬によって促進された」とはっきり言った。抗不安薬、抗うつ薬の添付文書には「統合失調症を悪化させる」副作用の記載がある。精神科の治療は根本的な間違いを犯しているのだ。

感情記憶の喪失、非可逆的な「退行」という症状をいくら探しても見つからなかったのはそれが「統合失調症」の範疇だったからなのだ。私は素人だからこんな簡単なことに気付くまで長い時間がかかってしまった。精神科医はこの病気についてよく知っているはずなのに、「感情の幼児化」によって起きること、副作用によって起きている症状が「統合失調症」であることに気付こうともしない。いったい何をしているのだろう。

だがこれまでの私の考え方と矛盾が生じる部分がある。統合失調症の発症率は人種や地域に関係がないとされ、アモックが風土病である理由が間違っているということになり、副作用の発症率もつじつまがあわない。このことについてはさらに研究を進めて行きたい。


息子に起きたこの副作用の記録は下記を参照していただきたい。
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