少年は精神科薬の副作用で同じ記憶と知識をを持つ幼児にさせられた
東京・品川区の戸越銀座商店街で起きた高校2年生による通り魔事件である。
少年はバッグから包丁を取り出すと両手に包丁を持った少年は大声で「おれを侮辱するんじゃねえ!」「殺してやる」などと叫びながら、逃げまどう通行人を次々と襲い5人をけがさせた。駆けつけた警察官が取り押さえた。少年はズボンの内側に、3本目の包丁も隠していた。
少年は学校では優等生だった。教室の前の席に座りテストの成績も良い「模範的な生徒」だったという。体調不良を理由として通信教育コースに移ったがそれ以前は休まずに通学していた。
取調べに対して「誰でもいいから、皆殺しにしたかった」「これまで学校などでいじめを受けたことがあった」「事件当日も塾の講師から叱られた。むしゃくしゃしていた。また母親ともトラブルになっていた」などと話しているという。
少年は数年前から精神科に通院して投薬を受けていた。
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模範的な優等生がなぜこのような事件を起こしたのだろう。
体調不良を起こしたというのは「優等生である」というレッテルを貼られ、それによって周囲(家族等の)から極度のプレッシャーを受ける事によって、神経衰弱を起こしたのではないかと言われている。それが精神科に通院することになった理由だろう。
その神経衰弱がストレスによって悪化して異常性格を作り上げ事件起こしたとされ、「少年の心の闇」というお決まりの言葉で締めくくられた。
しかしいじめを受けていたとはいえ非行歴もなく性格が悪かったとも言われたことのない少年が突然このような事件を起こすような人間に豹変してしまうものなのだろうか。精神科の治療を受けながら単なる神経衰弱が異常性格者に悪化していくという他の事件と共通する過程はおかしすぎないだろうか。
これまでの精神科の薬の副作用の可能性はどうだろう。一時的なせん妄による攻撃性という考え方は計画的に包丁を購入していうこと、取調べに対して冷静に対応し犯行時に異常な状態だったという自覚もないことから考えると当てはまらない。
これまでこの状況を結びつける理論は存在しなかったが答えは単純明快である。少年は薬の副作用によって前頭葉が萎縮し知識記憶には何の影響もなく「感情」だけが半永久的に幼児化したのだ。幼児化した感情が記憶の奥に刻まれたいじめなどの「負の記憶」と、些細なことで怒りを爆発させる「幼児」の感情が相乗して起こした事件なのだ。
少年は優等生だった頃の人格とは全くの別人にさせられたのだ。少年には何の罪もない。
少年に特別な「心の闇」は存在しない。誰にでもある「負の部分」が存在するだけであって、けして行動に移されることのない感情を現実化してしまうのが「感情記憶の喪失」という副作用なのだ。
ばかばかしいと思うだろうが私の息子に間違いなく起きた副作用である。
息子に起きたこの副作用の詳細は下記を参照してほしい
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