余りに幼稚で不可解なこの事件の真相は「感情」だけが幼児化する驚愕の副作用が原因だ
2003年7月、4歳の幼稚園児が長崎市内の大型電気店で行方不明になり、翌日午前、4km離れた同市万才町の駐車場ビル脇で全裸の遺体が見つかった事件。容疑者として補導されたのは12歳の少年だった。
いたずらをしようと駐車場に連れていった後、裸にし、性器をカッターナイフで傷つけるなどしたため幼児は泣きだすか、激しく抵抗して手に負えなくなりパニック状態に陥り屋上から投げ落としたという。
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多くの人に衝撃を与えたこの不可解な事件は何なのだろう。特別支援を必要とする少年ではなく一部にはキレやすいとか乱暴だとかいう証言もあるが度を外れた範囲ではない。家庭環境も母親が過干渉だったという程度で特別悪い環境だったというほどでもない。
取り調べに対しては悪びれた様子もなく、淡々として学校や家庭、社会に対する文句や不満めいた言葉はない。涙を見せたり、落ち込んだりする様子もない。明確な後悔や反省の意思も見られない。これが初めて人を殺した中学生の態度に見えるだろうか。
この少年は精神科に通院していたという。いつどのような経緯かは情報が確認できないが、この少年もまた薬の副作用によって前頭葉が萎縮し感情記憶だけが半永久的に失われ幼児化する「感情記憶の喪失」を起こしていたことは間違いない。事件を起こしたから精神科に行ったのではなく精神科に行って薬を飲んだ後に事件を起こしているのである。根本的にここからおかしい。
他の不可解な凶悪事件と同じく
・動機があいまい
・取調は「幼い」感じがするというだけで違和感はない
・後悔や反省の気持ちがない
・せん妄、攻撃性などこれまでの副作用の概念が当てはまらない
などの特徴があてはまる。
心理学者、精神科医などが論争を繰り返した事件の真相は単純である。幼児化した感情が負の性格と誰にでもある小さな負の記憶をコントロールすることが出来なくなって起きた事件である。少年にとっては少年を殺すことは虫を殺すのと大差ない事でしかない。いたずらする理由も殺す理由も自分で理解出来る感情を持ち合わせてはいないのだ。
警察、精神鑑定をする精神科医、司法は少年に初めて出会う。薬が「同じ記憶を持った別人」を作り出すことを知らず、以前の精神状態がどのようなものであったかを知らぬ人間にとっては余りに不釣り合いな幼い感情を持っていたとしても「発達障害」「もともとそういう人間」として見ることしかできない。
少年による凶悪事件が増えた理由は社会のせいではなく精神科の薬が少年に処方されるようになったからである。そのグラフは完全に一致することは間違いない。広汎性発達障害とかアスペルガ―とかいう精神鑑定がここでも出てくるが無知な精神科医はそう診断することしかできない。
少年は矯正教育を受け成長し結婚もしたという。それが何よりこの誰も知らない「副作用」が原因だったことを証明している。
私の息子に起きたこの副作用の詳細は下記を参照してほしい