精神科医が作り出す「異常性格者」

不可解な凶悪犯罪の驚愕の真相・・・悲しみの連鎖を止めたい

2012年03月

下関通り魔事件は精神科薬の驚愕の副作用が原因だ

犯人は35歳の記憶と知識を持った幼児だった!感情記憶の喪失「退行」が凶悪事件を起こす。初めて明かされる驚くべき真相!


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月29日下関通り魔事件の犯人に対する死刑が執行された。

公表されている事件の概要は次のようなものである。

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1999929日午後425分頃、山口県下関市のJR下関駅構内に突然乗用車が突っ込んで、駅にいた通行人を跳ねながら暴走、その後車から降りてきた男が包丁を振りまわして逃げ惑う人々を次々と殺傷。この事件で5人が死亡、10人に重軽傷を負わせた。現行犯で逮捕されたのは運送業の男(当時35歳)だった。

 犯人の男は九州大学工学部建築学科に進んだが対人恐怖症を発症しなかなか就職しなかった。このため87年には心配になった両親が東京の病院に入院させた。885月にも福岡市内の精神病院に入院している。

 症状はある程度安定し、その後はいくつかの職場を経た後福岡市内の設計事務所に勤め、92年に自分で設計事務所を開き、93年には結婚相談所で出会った女性と結婚した。

 97年あたりからは対人恐怖症によるトラブルからか営業不振になり、98年、事務所を閉鎖。99年に軽貨物輸送の仕事を始める。98年別居状態になっていた妻と離婚。

 仕事に使っていた軽トラックが冠水して故障しローンだけが残り父親に援助を求めたが父親はこれを拒否、家の車を貸してやるからそれで仕事を続け、自分でローンを返すように諭した。

 元々、真面目な努力家だったはずの男はそうした災難や、人々の仕打ちもあって、社会に対する憎悪の気持ちを高めていった。努力していてもうまくいかないとなると、周りに責任があると考え「社会にダメージを与えてから死んでやろう」と通り魔犯行の大量殺人計画をたてる。

 逮捕後「社会に不満があり、だれでもいいから殺してやろうと思った」「池袋事件のようにナイフを使ったのでは大量に殺せないので車を使った」などと供述し、「神の指示」などと意味不明の発言を繰り返し、時に奇声を上げて廷内で暴れるなど奇行が目立ち始める。こうした行動が罪逃れのための演技であるか実であるか、精神鑑定が行なわれた。

 検察側が死刑求刑の根拠とした鑑定は、犯行時の精神状態を「人格障害が背景となった反応性うつ状態を繰り返していたが、刑事責任能力への影響はない」と結論付けた。一方、弁護側が受け入れた鑑定では「統合失調症に近い妄想性障害で、心神喪失または心神耗弱」と判断している。(公開されているニュース記事などから一部転載)

・・・

88年の入院から断続的に精神科に通院していた犯人の男性は犯行直前にSSRI、抗不安薬、大量の睡眠薬を服用していたことがわかっているが「副作用」の可能性は弁護側からも出てこない。その理由はSSRIなどの副作用とされる「脳内物質の分泌異常による一時的なせん妄、攻撃性」という症状が当てはまらないからだろう。事件前から良くない素行や考え方が目立ち、事件後も後悔や反省が見られないのだから当然と言えば当然だろう。精神鑑定はどちらも正しくどちらも間違っている。統合失調症に近い妄想性障害という判断は97年頃から薬の副作用による退行によって半永久的に引き起こされているものであり、知識記憶には全く問題が無いので副作用の知識の無い精神科医では「子どもっぽい」というだけでは責任能力が無いとは判断できないだろう。
 男性は97年事務所が営業不振になったあたりから、断続的に服用していた精神科薬によって前頭葉が萎縮し、感情記憶が失われる「感情記憶の喪失」を起こし同じ記憶をもった「別人」になっていたのだ。幼児化した感情が仕事相手にも家族にも愛想尽かされる原因だった。社会や家族と密接な関係を持っている成人がこの症状を起こせば悲惨な結果を生むことは以前にも書いた。その変貌ぶり、抑制の効かないわがまま、短絡的な思考、常識ある社会人とは思えない行動。知識や記憶はそのままに感情だけが幼児化する副作用の典型的な症状だ。精神科医はもちろん家族もそんなことが起きているとは夢にも思わないから病気が悪化した、おかしくなったとしか考えられず失望し距離を取るようになってしまう。そのことが回復時の再成長に影響を及ぼし「負の記憶」が重ねられていく。薬の断続的服用によって幾度も幼児化は起き「感情記憶」はその度に消えるが一般記憶として大脳皮質に記憶された「負の記憶」は消えない。やがて幼児化した感情が「負の性格」と「負の記憶」によって生み出される妄想をコントロールできなくなり、事件の引き金となる。逮捕後、薬は止められても感情の再成長には長い時間が必要であり、安定した環境と愛情によってのみ正しい成長が期待できるが、その環境は望むべくもなく歪んだ感情が形成され罪の意識が芽生える事もない。取り調べ時の奇行は演技でも何でもない幼児そのものなのだ。

男性は2度殺されている。一度目は97年に「人格」が、3月29日に「命」が殺された。死刑という非文明的で野蛮な刑はそれだけであってはならないが、万一この事が証明されて男性に責任が無かったとされても失われた命は返ってこない。唯一の存在意義である「犯罪抑止」もこの副作用による凶悪犯罪には全く効果が無い。真犯人である製薬会社と精神科医、この事態を放置している国は何の責任も追及されない。被害者の家族の方、加害者の家族の方、本当にこれで満足なんですか?警察も専門家もジャーナリストもどうしてこのおかしさにいいかげん気がつかないのだろう?

こうして100%確実な副作用による犯罪にピリオドが打たれ、真実は明らかにならないまま新たな犯罪が起き失われなくてもいい命が失われて行く。類似する事件がどれだけ起きているかよく考えればわかるはずだ。私はこの悲しみの連鎖を止めたい。

この事件に関して副作用の可能性を指摘する方々でもどうして犯罪が起きるのかまで説明できた方はいない。それはこれまで「感情記憶だけが消える」という副作用が存在する事を誰も知らなかったからだ。おそらく日本で初めて私がその詳細を記録し、何が起きているのかを理論化した。すべての状況が説明可能で、すべてのつじつまがあう、それは真実だからだ。多発しているのに誰も知らないこの副作用については下記を参照してほしい。これは嘘でも空想でもない「事実」である。

http://toshio1131.web.fc2.com/

凶悪事件は知られている抗うつ薬の副作用だけで起きるか

精神科の絡む凶悪犯罪では「攻撃性が増す」などの知られている副作用以前に感情脳の萎縮による感情記憶の喪失「退行」が起きている


抗うつ薬、SSRIなど精神科薬には自殺、興奮、焦燥、不安、激越、せん妄、攻撃性などの副作用がある事が正式に認められている。アメリカではアクチベーションシンドロームと呼ばれ日本よりはるかに一般にも知られるこれらの副作用だが、精神科の絡む日本の凶悪犯罪の裁判においてはその関連性についてはほとんど認められていない。それはどうしてなのだろう?

私の妻はうつ病の治療に際して私が止めたにも関わらず病院を変えたり薬を変えたりすることを繰り返した。そのおかげで一部の薬が不安、焦燥などを引き起こし異常行動や自殺未遂を繰り返す状態に繋がることがわかった。家族が気付いて止めなければ自殺はもちろん家族に危害が及ぶ可能性もある。しかし薬をやめたり変えたりすることで平静を取り戻し自分はなぜそんな事を考えていたのだろうと考えられるようになる。これが一時的な「副作用」の症状である。しかしどういうわけか精神科の薬が絡む凶悪事件については関連性は100%のはずなのに多くの場合それが必ずしも当てはまらず、「副作用」ではなく「性格」なのだと判断されてしまうのだと思われる。弁護側から副作用の指摘さえない場合も多い。

うつ病などはセロトニンなどの脳内物質の分泌異常が起きることによって発症すると言われている。薬はこの異常な状態の脳内物質をコントロールすることによって精神状態を正常な状態に近づける作用があるとされている。しかし薬が合わなかったりした場合には想定外の脳内物質異常を引き起こし異常行動に繋がると多くの精神科医は考えている。しかしこの考え方には次のような矛盾点がある。

・長期に渡って副作用が続くこと

私の息子は抗不安薬を飲んだ直後に別人のようになった。薬を止めて一ヶ月が過ぎても回復する事は無かった。医者はそんな副作用は無いという一点張りで話を聞こうとさえしなかった。薬の直接の作用で脳内物質の異常が起こるということであれば薬を止めれば数日で症状は回復するはずだ。しかし数カ月~数年に渡り副作用が続く例が少なくないことは副作用を経験した患者の間ではよく知られている。明らかに薬を飲んだ事によって別人のようになったことを家族は訴えているのに副作用ではなく「もともとの性格」とされてしまうケースも多い。事件では長期に渡って反省の意思を示さないなどの特徴として現れる。

・幼児のような行動や言動の理由

脳内物質異常説では不安、興奮、焦燥感などはある程度説明がつくとも思われるが日常的に子どもっぽい行動や言動があること、欲望を抑える機能欠如の理由付けができない。ほとんどの症例で不思議と甘えたり、すねたり、わがままだったり、抑制がきかなかったりという、まるで幼児のような行動、言動が長期間見受けられる。それがどこから来るのか誰も説明できていない。

・脳梗塞患者の症状と酷似

脳梗塞の発作を起こし回復した親戚が息子に現れた副作用に酷似した後遺症を発症した。脳梗塞は脳の一部が壊死することによって起こる症状であり脳内物質の異常は関係しない。

・せん妄で殺人事件まで起きるか

  脳内物質の異常は確かにせん妄(半錯乱状態)、焦燥感など精神異常を引き起こす。攻撃的な性格になる可能性は十分あるが完全な錯乱状態とは言えない段階で家族以外の第三者を殺してしまうまで自我を喪失してしまうものだろうか。発症以前にはそのような考えを抱いた事の無い人が社会的に葬られ、極刑になるかもしれない行為をこの段階で遂行できるものなのだろうか。



 薬の種類によって症状の出方に違いは見受けられるものの、これらの矛盾点から私はこれまで抗うつ薬やSSRIなどの副作用と言われている異常行動の中で、せん妄、攻撃性が増すレベルの症状が出る段階ではほとんどに「退行」が起きている可能性が高いのではないかと思っている。薬をやめれば一時的な焦燥、せん妄などの症状は収まるが幼児化した人格は元に戻る事は無く、善悪の判断ができず後悔も反省する事も出来ないのではないか。退行が起きた上で焦燥、せん妄などが起きれば凶悪事件に繋がる可能性は極めて高くなる。目先の症状だけに目を奪われて重要なことが見逃されているのではないだろうか。

 凶悪事件と副作用の関連が直線で結び付かないのは精神科医の無知、思い込みもさることながら精神科薬によって半永久的な「退行」が起きるという概念を持った専門家が一人もいなかったことによるものだと私には思えてならない。

息子に起きたこの副作用の詳細な記録は下記を参照してほしい。

http://toshio1131.web.fc2.com/


 


 

アフガンの狂気

アフガンの米兵銃乱射事件は精神科薬の副作用ではないか

 

アフガニスタンで駐留中のアメリカ軍の兵士が一般住宅に押し入り銃を乱射し多数の死者が出た。米兵の愚行、凶行そのものは珍しい事ではないが、単独で起こしたこの事件は戦場の恐怖が精神異常を引き起こしたのではないかと言われている。

戦場というものが人間にとってどれほど極限の状態を強いるかは私などの想像をはるかに超えたものであろうと思う。まともな精神状態を保てる方がおかしいとしか考えられない。ベトナム戦争以降帰還兵に精神異常をきたすものが少なくないというのは当然のことなのだろう。

一般的に考えればそういう恐怖の中で被害妄想が拡大し凶行に至ったということなのだろうが本当にそれだけが原因なのだろうか。

アメリカでは銃乱射事件が後を絶たない。学校を舞台にした学生による事件も多発している。その原因の一つに挙げられているのが抗うつ薬の副作用である。興奮、焦燥感、攻撃性が増すなどの副作用は軽微な身体的精神的副作用とともにアクチベーションシンドロームと呼ばれ、脳内物質の異常に伴う一時的な脳のパニックと言われている。しかし本当にそれだけで破滅的な事件を説明しきれるのだろうか。

この兵士が抗うつ薬や抗不安薬を服用していたかどうかは不明であるが、アメリカでは麻薬、ドラッグなどがまん延し、抗うつ薬なども合法、非合法を問わず入手しやすい。原則として麻薬やドラッグは持ち込めないだろうしうつ病などの症状があれば戦場には入れないはずではあるが、精神科薬なら持ち込む事も容易だろうし、軍医からの処方もあるのかもしれない。

一時的な精神的混乱なのか、副作用による一時的なアクチベーションシンドロームの一つなのかそれとも根本的に「退行」による半永久的ものなのか、詳しい状況は把握できないがこの事件が何らかの副作用なのではと私には思えてならない。精神科薬による副作用が銃社会と結び付けば恐ろしい事件に発展する事はアメリカ社会において実証されている。

アクチベーションシンドロームの根底には「退行」が潜んでいると私は考えている。抗うつ薬を止めれば直接的な焦燥感などは収まるが別人のような性格、子どもじみた行動や言動、犯罪を後悔しないような状態が長く続くのではないだろうか。

感情脳の萎縮によって感情記憶が破壊され幼児化する「退行」に「負の性格」「負の記憶」さらに「興奮」「焦燥感」などの直接の副作用が加わることによって破滅的な凶悪犯罪が引き起こされると私は思っている。


息子に起きたこの副作用の詳細な記録は下記を参照してほしい。

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感情記憶の喪失「退行」発症のメカニズム

精神科薬が脳梗塞と同じ現象を引き起こし神経細胞を破壊する
 

・感情脳の萎縮

なぜ非可逆性退行は起こるのか。その詳細については素人が入り込む余地のない脳科学の専門分野だが、専門家に知り合いは無く誰も力を貸してくれそうにもないので素人なりの仮説を立てておきたい。専門分野なので間違いがあるかもしれないことを始めにお断りしておく。

脳は基本的に三つの分野があって独立しながら連携している。つまり三台のコンピューターで構成されているといっていいだろう。一つは小脳を主とする自律神経を制御するもの。意識することなく動き続ける呼吸などを司るもので生存脳と呼ばれている。二つ目は視覚、聴覚などとともに言語、一般記憶などを蓄積する認知脳と呼ばれる大脳皮質。そして三つめが感情や情動を司る感情脳と呼ばれる大脳辺縁系である。

感情は主に前頭葉が制御していると言われているが、元になる感情記憶は視床下部や海馬、扁桃体といった脳の中心部にある大脳辺縁系に蓄積されている。そこから必要なデータを取り出して前頭葉が今現在の状況や一般記憶と照らし合わせて行動や情動をコントロールする。

一般記憶や言語などには全く問題が見られないことから認知脳ではなく感情脳に問題が起こることは明らかだろう。薬はある特定の人の感情脳の一部あるいは全部を一時的に萎縮させるのだと思われる。脳のどの部分かは限定していないが一部の薬では製薬会社も副作用として認めている。この副作用が製薬会社の想定を遥かに超え高頻度に発生し、広範囲の症状を派生させているのだと思われる。

感情脳の萎縮によって神経細胞の壊死、ないしは神経ネットワークが寸断されることによって感情記憶が破壊される。萎縮自体は薬を止めれば数日で元に戻ると思われるが一度破壊された細胞やネットワークは復元せず時間をかけて再構築されることになる、というのが私の考える仮説である。

わかりやすく例えれば大きな風船の中に小さな風船がたくさん詰まっているとしよう。外側の風船が一度縮めば中の風船は割れてしまう。外側の風船が元の大きさに戻っても中の風船はもう戻らないということだ。したがって時間が経ってMRI検査をする頃にはすでに萎縮はなくなって異常なしと診断されるのに、感情記憶は長期間元に戻らないという結果になる。

とりあえずは抗不安薬の例について確実に言えることだが、この副作用はたった一粒の薬が致命的な後遺症を残すことになる。連用が中毒を起こすわけでもなく、薬をやめることで禁断症状が出るわけでもない。劇的な効果を持つわけでもないはずの一粒の薬が何年も社会生活を不可能にする重度の後遺症を引き起こすのである。

・特定の人に発症する理由

発症頻度は高いがそれでも一部の人にしかこの副作用は起きない。それが何故なのかはやはり専門的で難しい分野である。可能性としては脳の構造の特異性や薬の解毒作用の違い、アレルギーなどが考えられる。

脳の構造という点では発達障害が関連するとも考えたが同じ要素を持っていると思われる妻にはこの副作用は現れなかった。息子は家族で唯一花粉や薬のアレルギーを持っていてそれが何らかの関連を持っている事は十分考えられる。脳の萎縮という作用は薬の何らかの共通物質、あるいは脳内物質のコントロールを行うあらゆるものへの拒否反応、一種のアレルギー的反応とも思える。

ストレス物質が海馬を萎縮させる現象は知られておりPTSDの原因とも言われている。薬の成分がストレス物質と同じ働きをする可能性もある。インフルエンザ治療薬タミフルでも一部の患者に異常行動が起こることが知られていて、この発症体質とも関連があるようにも思う。

・脳梗塞後遺症との酷似

以前の記述の中で脳梗塞を扱う脳外科医だけがこの症状を知っていると書いた。それは妻の叔父の脳梗塞後遺症を見たからである。

異常な興奮、そう状態のように見え、言葉が汚く乱暴、ささいなことで怒ったりへそを曲げたり、奥さんに暴力をふるう・・・獣医師で理知的、紳士的、奥さんとも仲の良い、けして手を上げるようなことのなかった以前の姿とはまるで別人のようになったその症状が息子の一度目の薬を飲んだ時の症状に酷似していたのだ。これには私の方が驚いた。

脳梗塞の症状は血栓や出血によって脳の細胞が壊死することによって起こる。後遺症としての障害は損傷を受けた脳の部位によってさまざまだが、それが「感情脳」であった場合には「退行」が引き起こされる可能性があるということだ。このことによって退行は脳の神経細胞、神経細胞ネットワークの破壊が原因であることが裏付けられた。薬は「脳梗塞」と同じ現象を起こすのだ。

・回復の過程・・・非可逆性の意味

 一度退行を起こしてしまえば回復に数年あるいはもっと長い時間を要する可能性がある。息子の場合赤ん坊からどうしようもない幼児期を抜け出すまで三年かかった。それからの成長のスピードは速まっているようにも思う。実年齢並みにはまだまだ届いているとは思えないが、もはや個人差の範囲に入っているようでもあり判断はとても難しい状態にある。通常の成長の何倍かの早さで進むようではあるが、待っている者にとってそのスピードはあまりにもゆっくりだ。成人の場合と子どもの場合とは違いがある可能性もある。例えば三十歳の成人がその年齢の感情に戻るまでどの位時間がかかるかは未知数でしかないが数年程度では難しいのではないだろうか。

 厳密に言えば回復ではなく成長である。一度失われたものは二度と戻らない。それまでの感情は消去されている。「非可逆性」の意味はここにあって、再び同じ成長の過程を経なければならないということになる。それまでの人格は一旦そこで死に、新たな環境の中で学習しながら別の人格として成長する。単なる副作用ではなくこれは「殺人」に等しい。

 子どもの場合この真相に家族が気付かなければならない。生れついた性格は同じであるから似たような人格が形成されるには違いないが、赤ん坊であることを認識して愛情を注いで温かく見守ってあげることによって正常な成長ができる。どうしてこんな子になってしまったのかと落胆し叱責を続ければ歪んだ性格が作り上げられることになる。

成人の場合はとても複雑な問題に遭遇することになる。家族や社会と複雑な結びつきを持っているから回復のための時間や愛情を与えるのはとても困難である。何の知識も無い周囲の人間はそれを認めることができず家族さえ性格が変わった、悪くなったと判断して離れてしまい孤立し正常な感情の成長が大きく阻害されることになる。本来ならお母さんに抱っこされあやされている時期が必要なのにその欲求が満たされなければ愛情不足となり歪んだ心を持つことになるが現実にそれは許されない。また、成人としての知識と記憶、体がその欲求を複雑で恐ろしいものへと変貌させていく可能性も高い。

少年犯罪の場合は矯正教育プログラムの対象となりある程度正常な成長が期待できるが、恫喝、脅迫、騙し、誘導といったような警察の取り調べの中では真摯に反省するような成長は望めず歪んだ性格しか形成されない。

・ 明確に記録されない一般記憶

 発症までの一般記憶には何の問題もないのだが、退行時の記憶は不明確にしか記憶されないようだ。例えば一般的に中学三年の段階では一年の時の記憶はかなり鮮明にあるはずだが、息子の場合退行を起こした一年頃の記憶はかなり曖昧で霧の中を歩いているようなものでしかないようなのだ。

一般的な記憶は一時的に海馬に記憶され必要に応じて大脳皮質へコピーされるらしいが、萎縮によって海馬の機能が低下していることが原因なのだろうと思われる。感情年齢一歳頃の記憶は実際の一歳頃の記憶と同じ程度にしか記録されず忘れ去られていくのかもしれない。

 

息子に起きたこの副作用の詳細な記録は下記を参照してほしい。

http://toshio1131.web.fc2.com/

 

秋田連続児童殺害事件は精神科薬の副作用「退行」による事件の典型

犯人は33歳の記憶を持った「薬が作りだした幼児」だった!



精神科薬による副作用「感情の幼児化」は無論子どもだけではなく大人にも起きる。大人にこの症状が起きればより悲惨な状況が作られる。この事件はその典型である。

2006年秋田県で33歳のシングルマザーが9歳の娘を川に投げ落として殺害した後、さらに近所の同級生の男の子を殺害して遺棄したとされる事件で概要は次のようなものである。



娘が行方不明だと母親が警察に通報したのが事件の始まりだった。やがて近くの川原で遺体が発見され警察は事故死と断定する。ショックを受けたらしい母親は精神科に4日ほど入院。退院後事故ではないと騒ぎ立てマスコミの目を引くことになる。そして近所の同級生の男の子の遺体が発見され日本中の注目を集める中で逮捕される。多くの国民がテレビで母親の姿を見、「わが子を殺しておきながらぬけぬけと被害者を演じていた鬼畜」像を抱いた。検察は死刑を求刑したが娘への殺意を明確に立証できず無期懲役となった。

犯人とされた母親は幼いころから父親の暴力に怯えて育ち、人になじめない性格で学校ではいじめられた。高校卒業後家を出て温泉ホテルなどで仕事をするが父親に連れ戻され結婚。娘が生まれたが離婚し、パチンコ店などに勤めるが退職。生活保護を受けるが借金が膨らみ自己破産する。自律神経失調症で精神科に通院し安定剤や睡眠薬を多用、自殺未遂を繰り返すようになる中で事件は起きた。

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誰もが母親の顔を何度も見たであろう事件であるがその真相は多くの人が考えているものとは違っている。

近所の住人をはじめ母親を知る多くの人がテレビに映し出される異常に興奮し強い口調で訴える母親の姿に違和感を覚えた。どちらかと言えば人目を避けるように暮らし、自ら話しかけることなどほとんど無い陰気で内向的な性格だったはずの母親。その変わりようにまるで別人のようだと証言する人もいた。

本来の母親はテレビに映し出されマスコミが作り上げた鬼畜像とは全く違っていて、幸せとは言えない幼少期や男運の悪さの中でそれなりに一生懸命に生きてきた心の弱い女性だった。母親を知る多くの人の証言がそれを裏付けている。ではテレビに映し出された人物像は何だったのだろうか?

母親は二度精神科に通っている。一度目は2003年に勤めていたパチンコ店を辞めて精神的に不安定になっている時に民生委員に勧められてのことだ。この後自殺未遂を繰り返すようになっている。安定剤や睡眠薬を常用し娘が川に落ちた時も睡眠薬の影響があったとも言われている。女一人での子育ての大変さは生活苦とともに母親を追い詰めていたのは確かではある。

娘は殺害したのではなく事故死だったのだろうと私は思っている。確かにいなくなればいいのにという気持ちが無かったとは言えないだろうが、それはシングルマザーのほとんどが頭の片隅で考えることに過ぎない。娘が橋から落ちた瞬間の記憶が無いということから考えて「ショック」な出来事がその瞬間起きたのだと思われる。殺そうと思ったらそれはショックな出来事ではない。事故だったから「ショック」を受けて記憶がなくなったのだ。そういうことが私の妻に幾度もあったから私は容易に理解できる。それに殺そうとしたのなら事故死とされた警察の判断を覆す必要など全く無いのだ。

娘の遺体が発見された後、精神的に不安定な状態となって精神科に4日ほど入院する。ここでおそらく抗不安薬を処方されたのだろう。この時点で退行を起こしたのは明らかだ。

退院した母親はまるで「別人」のように異常な興奮状態となっていた。娘が事故死ではなく事件に巻き込まれたと警察やマスコミ、近隣の住民に過激に訴え始めるのである。これが自分の殺害を隠す作戦と言われているがあまりにもばかげている。この時点では娘が本当に行方不明になったと思っているのだ。その時の記憶が無く、さまざまな妄想の記憶をコントロールする感情を失って起こした行動なのである。近所の男の子を殺害したのも明確な殺意があった訳ではなく妄想と現実の区別がつかない状態での行為である。この間の出来事には理由を見つけることができず幼児のような行動としか表現できない。しかしマスコミはパフォーマンスだと吊るし上げ、私を含め多くの国民はそう思い込まされた。

母親にとっての最大の不幸は薬によって性格が大きく変わったことを認識できる家族が誰もいなかったことである。両親とは距離があり、彼氏とされる男は検察側に利用されてしまう程度の仲でしかなかった。それまでとは全く違う異常な興奮状態がテレビで放送されても家族は否定できず、ふてぶてしい犯人像として定着してしまった。

裁判ではこの一連の出来事をよく覚えていないと証言している。検察側はそれを偽証だと言っているが感情の幼児化が発症して間もない状態の記憶は幼児期の記憶のように霧の中を歩いているような不明確なものとしてしか残らないのだから本当なのである。彼女自身なぜ事件として捜査することを望み、なぜ殺したのかを時が過ぎてから説明できないのは仕方ないことなのだ。

自分がどうして罪を犯したのかは理解できなくても時が過ぎるにつれ罪の大きさは感じるようになるのだが、幼い感情からの愚直な謝罪は相手にも世間にも受け入れられない。

従来の精神科薬の副作用の考え方である抗うつ薬の脳内物質の異常によって起こる「せん妄」「攻撃性が増した」状態では症状の出方や裁判まで含めた時間軸上の精神状態が説明できない。そういう考え方があったかどうかは知らないが「副作用」という話は弁護側からも聞かれなかった。また、ネット上などで精神科薬と凶悪事件の関係を疑う方々もどのようなメカニズムによって事件に繋がっていたのかを具体的に説明することはできていない。

母親は人とのコミニケーションに障害のあるアスペルガーでも解離性障害でもない。33歳の記憶を持った幼児か赤ん坊だったのだ。正常な意識とは程遠い世界で起こした事件によって母親は無期懲役の判決を受け服役している。幸福に縁の無かった人生の終わりが刑務所であることをどう表現すればいいのだろうか。少なくとも精神科に行かなければこの事件は起こらなかったはずなのに製薬会社も精神科医も何一つ罪を問われることはない。



たくさんの専門家がかかってもこの母親の心理状態を説明しきれない。しかし私はそのすべてを説明する事が出来、すべてのつじつまを合わせる事が出来る。それは息子に起きた副作用をおそらく「世界で初めて」詳細に記録し「何が起きているのか」を初めて理論化できたからだ。多発する「不可解な」凶悪事件のつじつまが合う、どんなサスペンス小説や映画よりも恐ろしい事が起きているのを誰も知らない。本当の事を言っているのにマスコミもジャーナリストも誰も信じてくれない。テレビや映画に登場するような「カンの鋭い正義漢」的ヒーローは現実には存在しないのだ。



<参考文献「橋の上の殺意」鎌田慧著 平凡社>



息子に起きたこの副作用の詳細な記録は下記を参照してほしい。

http://toshio1131.web.fc2.com/


 


 


 


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多発している精神科薬の副作用「感情記憶の喪失」。なぜ誰も知らないのか?

たった一粒の精神科薬が「キチガイ」を作り出す副作用「感情記憶の喪失」なぜこの副作用を誰も知らないのか?


 感情脳の萎縮による感情記憶の喪失「退行」、この副作用は抗不安薬を始め抗うつ薬、SSRIなどで数十人に一人程度の高確率で多発していると思われる。それなのになぜこの副作用を誰も知る事が無かったのか。その最大の理由は医者が副作用だと認めないことである。

この国ではどんなに患者本人や家族が訴えても医者が認めなければ公式な「副作用」にはならない。副作用によって通院や入院を余儀なくされればある程度の保証を受けられる制度があるにはあるが医者が認めることが大前提である。精神科薬の副作用にこの制度が当てはめられることは極端に少ない。

どうして医者はこの副作用を認めないのか。その第一の理由は知識が無いことである。残念ながらこの副作用について研究した専門家は皆無で論文も存在しない。抗うつ薬の一部については攻撃性が増すなどの副作用があることが知られ厚生労働省も認めているが、その原因は一時的な脳内物質の異常によるものとされ、長期間症状を示すこの副作用については全く触れられていない。薬の添付文書にそれらしい記述はあるが発症率は不明か1%以下とされ、難解なその記述を現実的に現れる副作用と結び付ける事が出来る医者は皆無だ。つまりこの副作用は「まず起きる事が無い」とされているから研究もされず、製薬会社が医者に説明する事も無い。よって医者は「副作用でそんな事は起きない」と決めつけ、報告される事が無いという悪循環になってしまったのだろう。

第二の理由は知識や記憶に何の問題も無く「感情」だけが幼児化するという現象を「あるはずが無い」とする既成概念である。私とて自分の目の前で起きなければ信じることなど無かっただろう。どう説明しても100人中100人が「そんな事はあるはずが無い」と言うだろう。「たった一粒の薬で半永久的に別人になり、自分では絶対にその事に気づかない」などという事実が存在すると考えられる人はまずいない。一般市民はもちろん、脳梗塞を扱う一部の「脳外科医」を除いては精神科医、専門家でさえそういう既成概念を持っている。したがってこの副作用が認められることはあり得ない。

第三の理由は家族にしかその変化がわかりにくいという点である。先にも述べたように知識や一般記憶には一切欠落は見られない。全て年齢並で会話は普通に成り立ち、善悪の判断も知識としては持っている。ただ抑制の効かない子どもじみた反応、わがまま、甘え、興奮、すねる、言葉が乱暴、暴力、攻撃性などが突然現れるのだがどれも抽象的でわかりにくい。もともとの性格なのか副作用なのかを家族以外の第三者が判断できる材料はほとんどない。いくら家族が薬を飲んで突然起きたと訴えても、わずかな時間しか接しない以前の様子を知ることも無い医者にはわかるはずもない。自分の出した薬で副作用が起きたという事を認めたくない心理も働くから「一時的な症状」「副作用ではない」「気のせい」「そんな人はどこにでもいる」「もともとの発達障害」「別の精神病」「離脱症状」などと全く見当違いの診断を下す。家族でさえ副作用である事、性格が別人のように変った、わがままな子供みたいになったということまではわかっても本当に何が起きているのかを知る由もない。
 マスコミ、警察、司法はすべて「家族の訴え」ではなく「○○大学名誉教授」などという立派な肩書を持った「専門家」の言う事を信じる。しかし原発事故でテレビに担ぎ出された「専門家」の「いいかげんさ」はたくさんの国民が確認したはずだ。「専門家」のいうことはけして「正しい」とは限らないのに誰も自分の力で真実を追求しようとしなかった結果「起きるはずの無い」原発事故は起きた。また、製薬会社、医療関係とマスコミの癒着ぶりは電力会社に勝るのも事実である。真実は追及されることなく、多くの罪の無い国民が犠牲になり、犯罪者にされて行く。どんなサスペンス映画も及ばない恐ろしい現実が誰も知らない間にあなたの間近に迫っている。



息子に起きたこの副作用の詳細な記録は下記を参照してほしい。

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雅子様はなぜ回復しないのか?

雅子様の異常行動は薬の副作用による「退行」が原因ではないか?前頭葉の萎縮によって知識記憶はそのままに感情だけが幼児化する驚愕の副作用は信じられないほど多発している。


 皇太子と結婚して天皇家の一員となった世に言う雅子様が「適応障害」という病状に見舞われてからずいぶんと長い闘病生活が続いている。
 天皇家に全く興味はないのだが、天皇家という一人の人間が人間として存在できない世界へ適応出来なかった雅子様は「まともな人間」だったと私はとても好感を持っている。天皇家にありながらその雅子様をかばい、悪しき伝統から守ろうとする皇太子の姿もまた好感が持てると私は思っている。
 しかし最近雅子さまの異常な行動に対するバッシングが本来味方であるはずの女性週刊誌からも聞こえてくる。愛子様への異常な執着、異常なわがままとしか思えぬ行動、公務や天皇家に対する拒否反応・・・。一向に回復の兆しが見えないばかりでなく、結婚された当時の印象とはまるで別人のような様子が窺えるのはどうしてなのだろう。雅子様はこんな方では無かったはずと思っているのは私ばかりではあるまい。
 そもそもリークされている情報が正しいのかどうかも疑わしいところではあるが、どうも私には雅子さまが薬の副作用によって息子と同じ「感情記憶の喪失」(一種の統合失調症)を起こしているのではと思えてならない。
 常識的に考えると適応障害の治療にはカウンセリングとともに抗不安薬が処方されているはずだ。断続的に使用されていると思われるこの抗不安薬の副作用によって前頭葉が萎縮し、一般記憶や知識はそのままに「感情」だけが半永久的に幼児化する「感情記憶の喪失」が起きたのではないだろうか。「性格が悪くなった」としか周囲の人間に受け止められない全ての異常と思える行動は幼児化した感情が異常の無い知識や記憶をコントロールする事が出来ないことによるものだと思われる。この副作用は一粒の薬で数年以上に渡る異常行動を引き起こす。負の性格や負の記憶は持ち合わせていないだろうから凶悪事件を起こすような素因はあろうはずもない。子どもじみたわがままや甘え、感情の爆発、被害妄想、といったことが主な症状だろう。第三者がいれば緊張によりある程度の平静が保てるが家族だけになればかなり悲惨な状況が起こっているのではないだろうか。要するに同じ知識記憶を持った性格の悪い別人になってしまうということだ。
 公務を避けているというよりは余りの異常ぶりに公の場へ出る事を天皇家や側近が避けているというのが本当の所ではないだろうか。懸命にかばっている皇太子もそのわがままぶりに手を焼き、憔悴しているといのが本当の所ではないだろうか。もちろんとても優しい方であろうと見受けられるから適応障害の範囲として心の病気としか思っていないだろうし、そこまで追い込んでしまったのは自分でもあると自責の念を持たれているのも確かだろうと思われる。当然のことながら雅子様には何の罪も落ち度もない。
はっきり言うが「雅子様がもともとそんな悪い性格で、そのわがままを皇太子が許している」などと本当に思っている方がいるとしたらあまりにも馬鹿げているし、皇太子もずいぶんバカにされたものだ。皇太子はあなた方が考えるよりも聡明で人間味溢れた人物であり、天皇家の中でも稀有な存在である。その人が「わがままで性格の悪い」伴侶を選ぶと思っているのだろうか。そこには「やむを得ない理由」が存在するのだ。
 関わっている精神科医はこの副作用を知らない。国内最高レベルのはずの精神科医でも添付文書にあるはずの副作用の知識も持っていないのである。思ったように回復しない、いやかえって悪化しているとも思える症状に焦りを感じているのだろう、週刊誌やマスコミの記事が病気を悪くしているなどと言っているというから笑ってしまう。精神科医は「心の病」を治せないという象徴なのだろう。
 回復させるには皇太子の命がけの覚悟が必要だと思う。皇太子という立場を投げ捨て、天皇家や周囲いの人間と闘うつもりがあれば救える可能性がある。専属の医者の言うことを否定しなければならないのだから
・・・。薬をやめ安心出来るストレスの無い環境で子どもを育てるように愛情を持って感情を成長させなくてはならない。それでも皇太子に対して異性としての愛情が蘇るまでは十年以上の歳月が必要だろうし、根本的な心の病は環境を変えぬ限り再発する。この副作用は感情を司るといわれる前頭葉が萎縮・破壊されることによって起こる。萎縮によって神経細胞のネットワークが破壊され長い時間をかけて形成された感情記憶(理性、愛情、社会性)が消滅し、赤ん坊や幼児の状態にリセットされてしまう。これはたった一粒の薬で起き、再び長い時間をかけて「成長」する以外に回復の道は無い。
私の息子に起きたこの副作用の詳細な記録は下記を参照してほしい。
http://toshio1131.web.fc2.com/


 


 

西鉄バスジャック事件 なぜ少年は破滅へ向かったのか

負の記憶が妄想となって事件を起こす



53日西日本鉄道(西鉄)の高速バスが牛刀を持った17歳の少年に乗っ取られた事件である。乗客3人を切りつけ、2人が負傷し女性1人が死亡した。少年によるバスジャックという衝撃と日本のバスジャック事件において初めて死者が出たことにより日本中を震撼させた。

少年は中学校でいじめにあい、家庭内暴力で家族を悩ませた。高校に入るもののすぐに中退。少年はインターネットの投稿サイト2ちゃんねるに熱中し家庭内暴力がますます悪化していく。危険を感じた両親が20003月に医療保護入院させた。ここで薬の投与を受けている。入院中は医療スタッフや他の入院患者たちにも礼儀よく接し、まるで何事も無かったように快方に向かい医師は外泊許可を出す。少年は当初、自分がいじめを受けていた母校の中学校において無差別殺人を行う予定だったが、ゴールデンウィークで休校だったため、バスジャックを実行した。

・・・

精神科の治療以前に暴力が存在した例である。このような場合副作用説はマスコミや世論にかき消されてしまう。少年の経歴から「危険な少年」をなぜ野放しにしたのかという批判が相次いだこの事件も退行が起きていたことによって事件に至ったと考えるべきだろう。

入院させられて薬を飲まされた時に症状は起きているが、それ以前の状態が悪いので家族が変化に気づくことはない。しかし一時的に症状は良い方向に向かっていたように思われていたのはどうしてなのだろう。

仮定1.回復した?

医師は治療によって回復したと判断し外出許可を出した。しかし犯行の計画を立て準備をし決行したのだからもちろん回復してはいない。

仮定2.治療前と何も変わらない?

全く変化が無ければ簡単に暴力が収まるはずが無い。外出許可を得るために演技をしたと言われているがそれほど計画的な悪知恵が働くようには思えない。そういう場合でも暴力の矛先は家庭に向くはずであって学校や第三者に向けられることは考えにくい。さらに動機も行動も理解不能で後先のことを全く考えていない、どんなに悪意を持っていても17歳のやることとは思えない。

仮定3.副作用によるせん妄からの攻撃性?

副作用を疑うこれまでの考え方であれば一時的なせん妄による攻撃性が考えられるが、せん妄による攻撃性を意識的に抑える事は難しいはずである。ましてや目的達成のため計画的に回復した様を演じる事は不可能である。

いずれも該当しないことから、回復したように見えたのは感情の幼児化によって年齢相応の直接的な怒りを家族や周りの人間に向けるべき理由がなくなったからではないかと思われる。それよりも記憶に蓄積された報復や破滅的凶悪犯罪の妄想を神の声のように現実化して行く方向を目指したのではないだろうか。彼は負の記憶と妄想が支配する全くの別人になったのだ。当初の目標を中学校にしたのが一つの証拠となるだろう。幼児化した感情は過去の怒りを現実のものと認識するようになるのだ。

家庭内暴力がエスカレートしたと言われるが家庭内暴力と家庭外暴力には雲泥の差がある。青年期の心理に本当に詳しい専門家はそのことを知っている。フラストレーションを家庭外に向けられない、言ってみれば「小心者」が家庭内暴力を起こすのである。外泊許可を得た少年は家庭ではなく小学校で事件を起こそうとし、バスジャックへと破滅的で目的のない怒りを向けることになった。本来なら入院させた親へと向かうべき怒りの理由と方向が退行によって変換されてしまったのだ。当たり前に考えれば事件を起こして親を困らせてやろうというのが動機ということになるがどうもそれは違うようだ。動機も目的もなくただ破滅的なダークヒーローのまねをしたとしか言いようがない事件である。

確かに悪意は既に存在していた。しかし起きる必要の無い事件が精神科の治療によって引き起こされ、死ななくてよい命が失われたことは間違いない。その事実を誰も知らない。



息子に起きた頻発しているのに誰も知ることのないこの副作用の詳細については下記を参照してほしい。

http://toshio1131.web.fc2.com/


 


 

発達障害は凶悪犯罪の原因なのか

作られた発達障害「退行」 精神科薬の副作用で凶悪犯罪は起きる

 文部科学省の資料によると発達障害の定義は「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの。このうち学習障害、注意欠陥多動性障害などは軽度発達障害と分類される」とされている。

自閉症、アスペルガー症候群などは一見して判断できるが、軽度発達障害は特別支援を必要とされるようなものではなく1015人に一人程度はいると言われる落ち着きが無かったり、忘れ物が多かったりというような「ちょっと変わった子」の事を指す。行動が努力不足ではなく生まれつきの脳の欠陥(特性)によって現れるということがごく近年になってわかったものである。その症状によりいじめや仲間はずれの対象となりやすく、親や教師による虐待の原因にもなっている。

  正式に脳の先天的な特性であると認められるようになってから日は浅い。文部科学省では2004年施行された発達障害者支援法を受けて、発達障害の対応に関し各教育委員会ごとにマニュアルを作成し、教師を対象とした研修会を開くなど対策を強化している。そのこと自体は良いことで、いじめや虐待の対象になって心の病などにつながる前に防げる可能性を大きくしているとは思う。気になるのはそのマニュアルの中で薬物による治療を積極的に勧めていることだ。教育に関わる公共施設や病院にも製薬会社が作成した発達障害に関するリーフレットが並んでいる。これには莫大な利益が見込まれる製薬会社の積極的な売り込みや政治レベルでの介入の可能性もあるのではないか。教育関係者や教師に勧められれば、そういうものなのかと家族は納得せざるを得ない。

薬物治療には中枢神経刺激薬や抗うつ薬、抗不安薬など大人と同じものが使われる。中には麻薬に近い常習性のある薬を処方する医師もいるらしい。脳の先天的な「個性」である発達障害が薬で良くなることは理屈的にあり得ない。ほんの一部の症状を除いては効果がなく、不登校やひきこもりが薬で治ることはほとんどない。直ったという例は聞かないが薬物治療によってかえって悪化した例は多数見受けられる。家族がどんなに訴えても医師はもともと持っていたものとしてけして認める事はない。非可逆性退行を発症し副作用を訴えると一部の医師はアスペルガーとか統合失調症など別の病名を持ち出して薬を増やし立ち直る事の出来ない廃人にしていくことも多いらしい。

 

 発達障害が凶悪犯罪に結びつくという報道が一部であるがそれは大きな間違いだ。発達障害→精神科を勧められる→薬を飲む→退行→凶悪犯罪というシナリオが作られているからにすぎない。退行を起こした結果は間違いなく「発達障害」の症状ではあるがそれは「薬」によって人工的に作られたものであって先天的なものではない。発達障害と精神科が密接に結びついている事が誤解を生む温床になっているだけなのだ。確かに先天的な発達障害はいじめや孤立を伴う可能性が高いが、それが凶悪犯罪に結びつく確率は発達障害を持たない人間と大差ない。

  発達障害に悩んでいるご両親は多いと思う。積極的に勧められている薬物治療だが、一生を棒に振り、家族を地獄の底に突き落とすリスクを承知で、それでも受け入れる必要が本当にあるのだろうか。学校生活では悩みが尽きない発達障害も、大人になれば大して問題も無く解消してしまう場合も多いと聞く。教師も精神科医も信用してはいけない。本当に子どもを守ることが出来るのは親しかいないことを忘れないでほしい。たった一粒の薬が一生を左右する致命的な副作用を起こす事を誰も知らない。



息子に起きた誰も知ることのないこの副作用の詳細については下記を参照してほしい。

http://toshio1131.web.fc2.com/


 

2007年福島母親殺害事件は抗不安薬の副作用だ

福島母親殺害事件は抗不安薬の副作用「退行」(一般記憶や知識には何の異常も無く感情記憶が消え感情だけが幼児化する現象)によって引き起こされた。製薬会社の添付文書にはこの副作用が記載されている!



これまでは副作用の可能性が高いという表現しか出来ない事件を取り上げてきたが今回は100%確実な事件例を追いたい。

福島県会津若松市で起きた17歳の高校三年生が殺害した母親の首を持って警察に出頭したという衝撃的な事件である。

少年の実家は会津若松市から60キロ離れた山間の町で、高校に通うため市内に部屋を借りて暮らし母親は週末などに部屋を訪ね身の回りの世話をしていた。

中学時代は野球部のエースを務め、スキージャンプもうまい優等生だったが、高校に入ってからはまわりにうまく溶け込めず、一人でいることを好み友達も少なかったらしい。高校二年の九月頃から不登校気味になり、三年になってからはほとんど登校していなかった。51日心配した母親が精神科に連れて行き精神的に不安定になっていると診断され抗不安薬を処方される。不登校は改善されなかった。

犯行の数日前ホームセンターでのこぎりを購入。この頃から犯行を計画していたものと思われる。515日午前1時半頃寝ていた母親を包丁で刺し殺した。のこぎりを使ってバラバラにし、切断した腕を白く塗り植木鉢に立てた。その後インターネットカフェで夜を明かし好きなロックバンドのDVDを見ていたという。そのロックバンドが肌を白く塗っていたことからそれをイメージして腕を白く塗ったのではないかと言われている。

翌朝タクシーを呼び首を持って警察に出頭する。動機については「誰でもいいから殺そうと考えていた」「戦争やテロが起きないかなと思っていた」などと供述している。

・・・

抗不安薬を服用していたこと、せん妄や顕著な攻撃性など抗うつ薬の副作用とされる異常行動が見られないこと、罪の意識が無く反省する様子も見られない、子供じみた意味不明な供述・・・これは抗不安薬の副作用、感情脳の萎縮によって感情記憶が破壊され感情だけが幼児化する副作用、一種の統合失調症による典型的な事件である。
事件が起こるまで少年には非行歴は無く家庭内暴力があったという話も聞かれない。近所の人からは礼儀正しくおとなしい普通の子だったとする証言しか出てこない。学校では孤立していたもののいじめがあったということは確認できない。不登校というだけで事件に繋がるものは何も感じられない。
 不登校の少年などどれだけいるかわからないし、ホラー映画を好んで見ていたとか反社会的なロックバンドのファンだったという話もあるがそんなことで凶悪な殺人犯にされたのではたまったものではない。少年には「猟奇的」で「凶悪、残忍」な事件を起こす背景は何も無いのだ。精神的に不安定になっていたとする精神科の診断は不登校という現象には当然のように下されるもので、精神的に「おかしな」状態だったわけではない。ホラー映画に出てくるような薄ら笑いを浮かべて人を殺し続けるような気の狂った凶悪犯的要素は何もない。ある日突然猟奇的母親殺害の犯人になるにはあまりにも理由が無さすぎる。
 少年が赤ん坊の感情しかもっていなかったとすればその奇怪な行動、言動がすべて明確に説明できる。
 母親を殺し、遺体をバラバラにし、首を持って出頭する。戦慄が走るような行為を少年はうろたえることもなく平然とこなしている。だからこそ「猟奇的」という表現をされるのだろうが、これは少年にとってはゴキブリを殺すことやバッタの足をむしったりすることと同じレベルの「猟奇的」でも「残忍なこと」でもないのだ。
 ホラー映画を見る人は多いが当然のことながら猟奇的殺人事件には直接つながらない。それは現実と作りものが違うものだということをたいていの人は理解できるからだ。もちろん高校三年生でも十分に理解できるが、幼児や赤ん坊にはその区別がつかない。
 鮮明に存在しているホラー映画やゲームの世界に入り込んでいる妄想の記憶、それを現実と区別する理性が失われている。人を殺すという知識はあっても意味がわからない、受けた愛情の記憶も消去されていて母親を大切な人だという思いが無い。それが母親を殺してバラバラにし首を持って出頭するという猟奇的な事件を起こさせた原因である。
 話は普通に出来るし知識も高校生であることを疑わせるものはないが、大した動機も無く取調べにも動揺することなく応じ子どもじみた受け答えに終始する。善悪の知識はあるが反省の気持ちは無い。逃げようとする意思も犯行を隠そうとする様子もなく、大変なことをしたと後悔して出頭したわけでもない・・・一見冷酷な感情の無い凶悪犯にも思えるこの少年が幼児の感情しか持ち合わせていなかったとしたら当然のことにすぎない。
 確かにうるさく学校に行けとまくしたてる母親はうざい存在だったろうし、孤独でさびしい思いの中で自分を受け入れようとしない煩わしい大人たちを殺すヒーローの夢を見た事があるのかもしれない。しかしそれを現実化する力など少年は持ってはいなかった。
 少年はけして褒められた性格でも嗜好でもなかったかもしれないが何の罪も落ち度もあったわけで無い。製薬会社と医者に「親殺しの凶悪犯」にされてしまっただけなのだ。
 抗不安薬セレニカ(バルブロ酸ナトリウム別名デパケン、バルデケン等)の添付文書には重篤な副作用の項目に「発症頻度不明」とされているが「脳の萎縮、認知症様症状が起こることがありほとんどが一~二カ月で回復している」という記載がある。これが非可逆性退行を示すものだと思われるがほとんどの精神科医はこのことを知らない。もともと添付文書など読むことなどないまま薬を処方しているのだ。たとえ知っていてもこの副作用がこういう事件を引き起こすという賢明な理解の仕方をする医師は皆無だ。
 製薬会社は本当はこの副作用を知っているのだ。あるいは現象として把握していてもそれが高頻度に起き、恐ろしい作用を起こすことを知らないのかもしれない。
 精神科医が誰も知らないのだから症例として報告されることは無い。したがって発症頻度は不明となり、いくら訴えてもそんな副作用は無いと断定されるのだ。
 添付文書の注意書きはこう書き直されなければならない。
 「発症頻度、非常に高い」「前頭葉の委縮により感情記憶が消滅し、感情が幼児や赤ん坊のレベルになる。損傷の無い一般記憶や知識をコントロールすることが不可能となり、わがまま、甘え、脱抑、興奮、攻撃性などが症状が現れ社会生活が困難となる。善悪の判断ができなくなり、負の性格、発症前の負の記憶が顕著に現れ、そのレベルによっては凶悪犯罪を起こす可能性がある。感情が再構築されるのを待つしかなく、発症後は安心出来る環境で愛情を持って再成長を促すことが必要となり、回復までは最低で数年を要する。」
 精神鑑定でも副作用の可能性には全く触れられていない。それまで「そんな事をするような子じゃなかった」という家族や周囲の声は無視され「発達障害」という鑑定結果が出された。もちろん感情は幼児でしかないから「発達障害」という診断は間違っていないのだろうがそれが薬によって作り出されることを誰も知らないのだ。
 かくして少年は「母親殺し」「猟奇的殺人鬼」にされた。製薬会社も精神科医も非を認めることは無い。起きなくてもいい事件が起き、一人の母親の命と一人の少年の人生が消された。やがて成長した感情は罪の大きさを認識し別の心の病を創り出していく。母親を殺した十字架を背負って人生を歩まなければならないこの少年の不幸の責任を誰もとることは無い。こんなことが許されていいのだろうか。
 ストレスが同じ前頭葉の萎縮を引き起こすこともわかっていてそれによる事件も起きていることは間違いない。しかし精神科が関連すればすべて副作用である。
 私の息子は幸いまだ中学一年だった。世の中にあふれる凶悪な事件も反社会的なロックバンドも大人たちの嘘も知らず、親への反抗もまだごく幼い理由でしかなかった。もし息子が薬を飲んだのが高校三年だったら全く同じ状況でマスコミを賑わせていたと思えてならない。息子はまだ運が良かったのかもしれない。

息子に起きた誰も知ることのないこの副作用の詳細については下記を参照してほしい。
http://toshio1131.web.fc2.com/


 

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